「税理士業界を面白くする」。年収1000万円、日本一の満足度を目指す最高のIT税理士法人の未来図
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戸越裕介:最高のIT税理士法人 代表税理士
大手税理士事務所にて静岡県浜松、静岡、三島の3拠点の立ち上げ、安定化を経て理事に就任。
2020年12月に静岡市にて開業後、「日本一わかりやすい税理士事務所」を目指して、「IT×補助金×税務会計=経営革新」を掲げ、ほぼ紹介のみで3年でスタッフ50人、顧客600件態勢まで急拡大。静岡市で最大規模に至り、MFクラウド会計は中部エリアでトップの導入実績。
2024年6月に法人成し、金融機関と連携して中小企業へのDXの普及に取り組む。目下、静岡県で一番の社員満足度と顧客満足度を達成すべく、日々精進している。
祖父の背中が導いた道。困っている中小企業を救いたい
インタビュアー:まず、戸越さんが税理士を目指されたきっかけからお伺いできますか?
戸越氏:
私が税理士を目指したきっかけは、祖父の姿にあります。祖父は大阪でアルマイト加工の町工場を経営していました。売上は約2億円、従業員は25名ほどの規模でしたが、利益は出ているものの資金繰りには常に苦労していたんです。
当時、父も専務として入っていたのですが、経営のことで悩むたびに税理士の先生に相談している姿を見ていました。その税理士の先生が、祖父や父の悩みに対して的確にアドバイスをする姿が、子どもながらに本当にかっこいいなと感じたんです。「困っている人を助ける」というその姿に、強く憧れを抱きました。
もちろん、祖父の会社を継いで代表をやるという選択肢もありました。でも、私の中では「会社を継ぐ」よりも「困っている人たちを助けたい」という思いの方が強くなっていったんです。祖父のような経営者は、日本全国に400万社もいる。そういった方々を助けていきたい、と。
明確に税理士を目指そうと決めたのは、高校1~2年生の頃でしたね。実は小学生の頃から、祖父の会社に遊びに行っては会計ソフトを触らせてもらっていたんです。だから自然と数字や経営というものに親しんでいました。子どもの頃から、経営という世界が身近にあったことが、今の自分の原点になっていると思います。
私が税理士を目指したきっかけは、祖父の姿にあります。祖父は大阪でアルマイト加工の町工場を経営していました。売上は約2億円、従業員は25名ほどの規模でしたが、利益は出ているものの資金繰りには常に苦労していたんです。
当時、父も専務として入っていたのですが、経営のことで悩むたびに税理士の先生に相談している姿を見ていました。その税理士の先生が、祖父や父の悩みに対して的確にアドバイスをする姿が、子どもながらに本当にかっこいいなと感じたんです。「困っている人を助ける」というその姿に、強く憧れを抱きました。
もちろん、祖父の会社を継いで代表をやるという選択肢もありました。でも、私の中では「会社を継ぐ」よりも「困っている人たちを助けたい」という思いの方が強くなっていったんです。祖父のような経営者は、日本全国に400万社もいる。そういった方々を助けていきたい、と。
明確に税理士を目指そうと決めたのは、高校1~2年生の頃でしたね。実は小学生の頃から、祖父の会社に遊びに行っては会計ソフトを触らせてもらっていたんです。だから自然と数字や経営というものに親しんでいました。子どもの頃から、経営という世界が身近にあったことが、今の自分の原点になっていると思います。
インタビュアー:そうして税理士を志し、実際に開業されるまでの道のりはどのようなものだったのでしょうか?
戸越氏:
新卒で大阪の大手税理士事務所に入社しました。そこで3年ほど経験を積んだ後、静岡県に転勤になったんです。これが私の人生を大きく変える転機になりました。
静岡では、浜松市・静岡市・三島市という3つの拠点の立ち上げに関わらせていただきました。合計で12~13年ほどですね。2回はM&Aによる立ち上げで、1回は単独での立ち上げ。最終的には静岡統括として、全国で500名ほどいる組織の中で3番目の役員も経験させていただきました。
この経験を通じて学んだのは、税理士としての実務スキルだけではありません。むしろ、「税理士事務所をどう経営していくか」という視点を徹底的に学ばせていただいたんです。振り返ってみると、「税理士事務所の立ち上げを3回練習してから、実際に自分の事務所を立ち上げた」ような形になりました。
そして静岡で10年以上過ごす中で、あらゆる人脈ができていきました。お客様はもちろん、銀行の方々、他の士業の方々。妻も静岡が地元だったこともあり、「この地で恩返しをしたい」という思いが強くなっていったんです。
3回の拠点立ち上げを経験していたこともあり、「ある程度なんとかなるだろう」という感覚はありました。そして2020年12月、最高のIT税理士法人を創業しました。実際にやってみると、サラリーマンと経営者では全く違うと痛感しましたね。すべての責任が自分にのしかかってくる。その重さは、想像以上のものでした。
それでも、この4年間を振り返ると、大変だった以上に「楽しい」という気持ちの方が大きいんです。自分の思い描く形で組織を作っていける。自分が信じる価値をお客様に届けられる。スタッフたちと一緒に成長していける。そういった経営者ならではの喜びを、毎日実感しています。
新卒で大阪の大手税理士事務所に入社しました。そこで3年ほど経験を積んだ後、静岡県に転勤になったんです。これが私の人生を大きく変える転機になりました。
静岡では、浜松市・静岡市・三島市という3つの拠点の立ち上げに関わらせていただきました。合計で12~13年ほどですね。2回はM&Aによる立ち上げで、1回は単独での立ち上げ。最終的には静岡統括として、全国で500名ほどいる組織の中で3番目の役員も経験させていただきました。
この経験を通じて学んだのは、税理士としての実務スキルだけではありません。むしろ、「税理士事務所をどう経営していくか」という視点を徹底的に学ばせていただいたんです。振り返ってみると、「税理士事務所の立ち上げを3回練習してから、実際に自分の事務所を立ち上げた」ような形になりました。
そして静岡で10年以上過ごす中で、あらゆる人脈ができていきました。お客様はもちろん、銀行の方々、他の士業の方々。妻も静岡が地元だったこともあり、「この地で恩返しをしたい」という思いが強くなっていったんです。
3回の拠点立ち上げを経験していたこともあり、「ある程度なんとかなるだろう」という感覚はありました。そして2020年12月、最高のIT税理士法人を創業しました。実際にやってみると、サラリーマンと経営者では全く違うと痛感しましたね。すべての責任が自分にのしかかってくる。その重さは、想像以上のものでした。
それでも、この4年間を振り返ると、大変だった以上に「楽しい」という気持ちの方が大きいんです。自分の思い描く形で組織を作っていける。自分が信じる価値をお客様に届けられる。スタッフたちと一緒に成長していける。そういった経営者ならではの喜びを、毎日実感しています。

「周りの人を幸せに」から始まった、拡大への決意
インタビュアー:創業時から、明確なビジョンや目標はお持ちだったのでしょうか?
戸越氏:
実は、恥ずかしながら創業当初は明確なビジョンというものはなかったんです。「売上何億円を目指そう」とか「スタッフを何百人にしよう」といった具体的な数字目標も、正直ありませんでした。
私が持っていたのは、もっとシンプルな思いでした。それは「自分の周りの人を幸せにしたい」ということ。スタッフ、お客さん、家族、取引業者の方々。目の前にいる人たちを、一人ひとり幸せにしていきたい。それが私の原点であり、今もブレない軸になっています。
だから当初は、ガンガン拡大していこうという考えはなかったんです。目の前の人たちを大切にして、できる範囲で最高のサービスを提供していく。それだけで十分だと思っていました。
実は、恥ずかしながら創業当初は明確なビジョンというものはなかったんです。「売上何億円を目指そう」とか「スタッフを何百人にしよう」といった具体的な数字目標も、正直ありませんでした。
私が持っていたのは、もっとシンプルな思いでした。それは「自分の周りの人を幸せにしたい」ということ。スタッフ、お客さん、家族、取引業者の方々。目の前にいる人たちを、一人ひとり幸せにしていきたい。それが私の原点であり、今もブレない軸になっています。
だから当初は、ガンガン拡大していこうという考えはなかったんです。目の前の人たちを大切にして、できる範囲で最高のサービスを提供していく。それだけで十分だと思っていました。
戸越氏:
でも、最近考え方が少し変わってきたんです。「その人たちを本当に幸せにしようと思ったら、逆に規模も含め広げていく必要があるんじゃないか」と。幸せにできる範囲も広がるし、幸せにできる濃度も上がっていく。そう気づいたんです。
例えばスタッフの幸せを考えたとき、私は3つの要素が大事だと思っています。「成長」と「環境」と「お金」です。
まず「成長」。これは機会がないと実現できません。お客さんが増えない、部下が増えないと、10年経っても20年経っても新人のまま、同じ仕事をずっと繰り返すことになってしまいます。実際、うちに移籍してきてくれたスタッフの中にも、小さな事務所で10年間働いていたけれど、お客さんもやることも変わらず、ずっと新人だったという人がいました。成長機会を提供するためには、組織として拡大していく必要があるんです。
次に「環境」。これはすごく力を入れて取り組んでいる部分です。フルリモート、フルフレックス、休みの取りやすさ。最近では静岡市から、多様な人材が働きやすい企業として表彰もいただきました。また、勉強したい人には、条件付きですが学費を全額支援しています。税理士試験や大学の学費なども対象です。税理士試験の前には1ヶ月ぐらい休みを取れるような体制も整えています。
余剰資金は、基本的に「人」と「教育」と「システム」に投資しているんです。ただ、こういった環境を整備し続けるためには、やはり組織としての体力が必要になります。
でも、最近考え方が少し変わってきたんです。「その人たちを本当に幸せにしようと思ったら、逆に規模も含め広げていく必要があるんじゃないか」と。幸せにできる範囲も広がるし、幸せにできる濃度も上がっていく。そう気づいたんです。
例えばスタッフの幸せを考えたとき、私は3つの要素が大事だと思っています。「成長」と「環境」と「お金」です。
まず「成長」。これは機会がないと実現できません。お客さんが増えない、部下が増えないと、10年経っても20年経っても新人のまま、同じ仕事をずっと繰り返すことになってしまいます。実際、うちに移籍してきてくれたスタッフの中にも、小さな事務所で10年間働いていたけれど、お客さんもやることも変わらず、ずっと新人だったという人がいました。成長機会を提供するためには、組織として拡大していく必要があるんです。
次に「環境」。これはすごく力を入れて取り組んでいる部分です。フルリモート、フルフレックス、休みの取りやすさ。最近では静岡市から、多様な人材が働きやすい企業として表彰もいただきました。また、勉強したい人には、条件付きですが学費を全額支援しています。税理士試験や大学の学費なども対象です。税理士試験の前には1ヶ月ぐらい休みを取れるような体制も整えています。
余剰資金は、基本的に「人」と「教育」と「システム」に投資しているんです。ただ、こういった環境を整備し続けるためには、やはり組織としての体力が必要になります。
インタビュアー:3つ目の「お金」についても、組織の成長が関係してくるのでしょうか?
戸越氏:
そうなんです。スタッフの幸せで切っても切り離せないのが、やはり「お金」なんですよね。政府も給料を1.5倍、2倍にしていこうという指針を出していますが、企業として成長しなければ、その原資は生まれません。
今と同じ規模のまま、給料だけを1.5倍、2倍に上げられるかというと、それは現実的ではありません。組織として成長し、収益を上げていくことで初めて、スタッフにしっかりとした還元ができるようになる。私たちは将来的に、職員の年収平均1000万円という高い目標も掲げています。これを実現するためには、やはり組織の拡大が不可欠なんです。
そしてこれは、お客様の幸せについても同じことが言えます。私たちはお客様に対して、「質」「スピード」「理解」「提案」という4つの価値を提供することを約束しています。この4つを高いレベルで実現しようと思ったら、やはり組織としての力が必要になってくるんです。
質を高めるためには、監査してくださる方やシステムが必要です。スピードを上げるためには、業務効率化と適切な人材配置が必要です。理解や提案を深めていくためには、専門性の高い人材が必要になる。つまり、拡大していくことで、スタッフもお客さんも幸せにしていける。そう確信するようになったんです。
そうなんです。スタッフの幸せで切っても切り離せないのが、やはり「お金」なんですよね。政府も給料を1.5倍、2倍にしていこうという指針を出していますが、企業として成長しなければ、その原資は生まれません。
今と同じ規模のまま、給料だけを1.5倍、2倍に上げられるかというと、それは現実的ではありません。組織として成長し、収益を上げていくことで初めて、スタッフにしっかりとした還元ができるようになる。私たちは将来的に、職員の年収平均1000万円という高い目標も掲げています。これを実現するためには、やはり組織の拡大が不可欠なんです。
そしてこれは、お客様の幸せについても同じことが言えます。私たちはお客様に対して、「質」「スピード」「理解」「提案」という4つの価値を提供することを約束しています。この4つを高いレベルで実現しようと思ったら、やはり組織としての力が必要になってくるんです。
質を高めるためには、監査してくださる方やシステムが必要です。スピードを上げるためには、業務効率化と適切な人材配置が必要です。理解や提案を深めていくためには、専門性の高い人材が必要になる。つまり、拡大していくことで、スタッフもお客さんも幸せにしていける。そう確信するようになったんです。
戸越氏:
創業から約4年。今では70名弱のスタッフが集まってくれています。年間15~20名のペースで増えていて、最近はさらに加速している状況です。そして嬉しいことに、半分以上がリファラル採用、つまりスタッフからの紹介で入ってきてくれた人材なんです。
リファラルが多いということは、スタッフがある程度この会社を良いと思ってくれているからこそ、友人や知人を紹介してくれるんだと思うんです。仕事をしていく中で、大変なこともたくさんあるはずです。でも、ある程度会社を信頼してくれないと、大切な友人を紹介しようとは思わないですよね。
もちろん、まだまだ課題もたくさんあります。でも、もっともっとみんなに還元していけるような、貢献していけるような会社にしていきたい。その思いは日々強くなっています。
仕事は人生の半分以上を占めるものです。だからこそ、ライフだけでなく、ワークもしっかり固めていく必要がある。ワークがちゃんとしているからこそ、ライフも楽しめる。そのバランスを大切にしながら、これからも成長を続けていきたいと思っています。
創業から約4年。今では70名弱のスタッフが集まってくれています。年間15~20名のペースで増えていて、最近はさらに加速している状況です。そして嬉しいことに、半分以上がリファラル採用、つまりスタッフからの紹介で入ってきてくれた人材なんです。
リファラルが多いということは、スタッフがある程度この会社を良いと思ってくれているからこそ、友人や知人を紹介してくれるんだと思うんです。仕事をしていく中で、大変なこともたくさんあるはずです。でも、ある程度会社を信頼してくれないと、大切な友人を紹介しようとは思わないですよね。
もちろん、まだまだ課題もたくさんあります。でも、もっともっとみんなに還元していけるような、貢献していけるような会社にしていきたい。その思いは日々強くなっています。
仕事は人生の半分以上を占めるものです。だからこそ、ライフだけでなく、ワークもしっかり固めていく必要がある。ワークがちゃんとしているからこそ、ライフも楽しめる。そのバランスを大切にしながら、これからも成長を続けていきたいと思っています。

「製販分離」と「300の提案リソース」。組織力で実現する顧客価値
インタビュアー:70名弱という規模になると、組織体制も相当しっかりしたものが必要になってきますよね。現在はどのような体制で運営されているのでしょうか?
戸越氏:
私たちは「製販分離」という考え方を進めています。それぞれのスタッフが持つスキルを特化させて伸ばしていく、という体制ですね。
まず「製造部隊」と呼んでいるのが、月次決算や年次決算のプロフェッショナルたちです。私たちがお客様に提供する価値の中でいうと、「質」と「スピード」を担当する部署になります。
次に「販売部隊」、つまりフロント部門。ここは主に「理解」と「提案」を担当します。お客様の課題を深く理解し、最適な提案をしていく役割です。
そして、これらを支えるのが総務部門。さらに、専門特化した部隊も複数あります。リスクマネジメント、補助金、不動産、人材関係、事務代行、事業企画、経営企画、資金調達、IT専門人材など。いろんな人材が集まって、それぞれの強みを活かしながら、組織としての武器を作っているというイメージですね。
採用の際は、もちろんスキルがあって考え方も良い人がベストです。でも、基本的には「考え方」を重視しています。考え方が私たちの理念に賛同してくれて、お客様や仲間に貢献していきたいという思いを持ってくださる方であれば、スキル面が多少追いついていなくても採用することが多いですね。スキルは後から伸ばせますが、考え方や姿勢は簡単には変わりませんから。
私たちは「製販分離」という考え方を進めています。それぞれのスタッフが持つスキルを特化させて伸ばしていく、という体制ですね。
まず「製造部隊」と呼んでいるのが、月次決算や年次決算のプロフェッショナルたちです。私たちがお客様に提供する価値の中でいうと、「質」と「スピード」を担当する部署になります。
次に「販売部隊」、つまりフロント部門。ここは主に「理解」と「提案」を担当します。お客様の課題を深く理解し、最適な提案をしていく役割です。
そして、これらを支えるのが総務部門。さらに、専門特化した部隊も複数あります。リスクマネジメント、補助金、不動産、人材関係、事務代行、事業企画、経営企画、資金調達、IT専門人材など。いろんな人材が集まって、それぞれの強みを活かしながら、組織としての武器を作っているというイメージですね。
採用の際は、もちろんスキルがあって考え方も良い人がベストです。でも、基本的には「考え方」を重視しています。考え方が私たちの理念に賛同してくれて、お客様や仲間に貢献していきたいという思いを持ってくださる方であれば、スキル面が多少追いついていなくても採用することが多いですね。スキルは後から伸ばせますが、考え方や姿勢は簡単には変わりませんから。
インタビュアー:組織体制のお話を伺いましたが、お客様目線で見たときの御社の強みは、どういった点にあるのでしょうか?
戸越氏:
お客様にとっての強みは、大きく2つあると考えています。
1つ目は、会社名にもなっている「IT」です。最高のIT税理士法人という名前、ちょっと変わっているなと思われるかもしれませんが、ここには明確な意味があります。
私たちが目指しているのは、「中小企業にとっての最高のIT」なんです。難しい最先端技術を使うとか、そういうことではありません。中小企業にとって本当に役立つITとは何か。それは「簡単であること」「安価であること」「便利であること」の3つが揃ったものだと考えています。
実は私自身、PayPayも使えないぐらいITが苦手なんですよ。そんな代表でも簡単に使えるようなITシステム。それが中小企業にとっての最高のITだと思うんです。昔はシステムに何百万、何千万とかかっていましたが、今はクラウドサービスなら月数千円から使えるものがたくさんあります。そういった便利で安価なサービスを活用して、中小企業の業務生産性を爆上げしていく。それが私たちのミッションです。
具体的には、マネーフォワードやfreeeといった会計ソフトを活用して、お客様の業務効率を大幅に改善しています。おかげさまで、マネーフォワードさんからは全国でもトップクラスの評価をいただいていて、マネーフォワードサミットでも賞をいただきました。さらに、マネーフォワードエヴァンジェリストという、全国で私たちだけが選ばれているポジションにも任命していただいています。
金融機関さんや県内外のさまざまな企業からもDXについて高い評価をいただいていて、ビジネスマッチング契約なども多数結ばせていただいています。このIT活用によって、中小企業の生産性を上げていく。これが1つ目の大きな強みです。
お客様にとっての強みは、大きく2つあると考えています。
1つ目は、会社名にもなっている「IT」です。最高のIT税理士法人という名前、ちょっと変わっているなと思われるかもしれませんが、ここには明確な意味があります。
私たちが目指しているのは、「中小企業にとっての最高のIT」なんです。難しい最先端技術を使うとか、そういうことではありません。中小企業にとって本当に役立つITとは何か。それは「簡単であること」「安価であること」「便利であること」の3つが揃ったものだと考えています。
実は私自身、PayPayも使えないぐらいITが苦手なんですよ。そんな代表でも簡単に使えるようなITシステム。それが中小企業にとっての最高のITだと思うんです。昔はシステムに何百万、何千万とかかっていましたが、今はクラウドサービスなら月数千円から使えるものがたくさんあります。そういった便利で安価なサービスを活用して、中小企業の業務生産性を爆上げしていく。それが私たちのミッションです。
具体的には、マネーフォワードやfreeeといった会計ソフトを活用して、お客様の業務効率を大幅に改善しています。おかげさまで、マネーフォワードさんからは全国でもトップクラスの評価をいただいていて、マネーフォワードサミットでも賞をいただきました。さらに、マネーフォワードエヴァンジェリストという、全国で私たちだけが選ばれているポジションにも任命していただいています。
金融機関さんや県内外のさまざまな企業からもDXについて高い評価をいただいていて、ビジネスマッチング契約なども多数結ばせていただいています。このIT活用によって、中小企業の生産性を上げていく。これが1つ目の大きな強みです。
戸越氏:
そして2つ目が、「提案力」です。これは今、お客様から本当に多くのご評価をいただいている部分なんです。
少し古いデータなんですが、4~5年前に税理士事務所を乗り変えた理由についてのアンケート調査がありました。その第1位が「提案がないこと」だったんです。これを見たとき、私たちはしっかりと提案していかなければならないと強く思いました。
今、私たちには約300個の提案リソースがあります。節税、社会保険、DX、補助金、資金調達、コストダウン、事業承継、M&A、相続など、本当にさまざまな提案のストックがあるんです。そしてこれを、こちらから積極的にお客様に提案していく体制を取っています。
特に力を入れているのが「決算事前検討会」です。決算が近づいてくると、大体3ヶ月ぐらい前のタイミングでお客様にお時間をいただきます。そして着地の数字を見せながら、「利益が出ていたら節税や税金対策をどうしましょうか」「赤字が出ていれば銀行対策をどうしましょうか」といった具体的な提案をしていくんです。
ここで大事にしているのは、担当者任せにしないということ。組織の力を使って提案していくんです。具体的には、社内でカンファレンスのような形で事前にブレストを行い、お客様に対する案出しをします。さらに、システムを使って課題に対するアンサーを出すなどの工夫しています。1社に対して、最低でも5つ以上は提案できていると思います。
そして2つ目が、「提案力」です。これは今、お客様から本当に多くのご評価をいただいている部分なんです。
少し古いデータなんですが、4~5年前に税理士事務所を乗り変えた理由についてのアンケート調査がありました。その第1位が「提案がないこと」だったんです。これを見たとき、私たちはしっかりと提案していかなければならないと強く思いました。
今、私たちには約300個の提案リソースがあります。節税、社会保険、DX、補助金、資金調達、コストダウン、事業承継、M&A、相続など、本当にさまざまな提案のストックがあるんです。そしてこれを、こちらから積極的にお客様に提案していく体制を取っています。
特に力を入れているのが「決算事前検討会」です。決算が近づいてくると、大体3ヶ月ぐらい前のタイミングでお客様にお時間をいただきます。そして着地の数字を見せながら、「利益が出ていたら節税や税金対策をどうしましょうか」「赤字が出ていれば銀行対策をどうしましょうか」といった具体的な提案をしていくんです。
ここで大事にしているのは、担当者任せにしないということ。組織の力を使って提案していくんです。具体的には、社内でカンファレンスのような形で事前にブレストを行い、お客様に対する案出しをします。さらに、システムを使って課題に対するアンサーを出すなどの工夫しています。1社に対して、最低でも5つ以上は提案できていると思います。
インタビュアー:こういった提案文化、改善文化が根付いているとのことですが、これはどのようにして醸成されてきたのでしょうか?
戸越氏:
背景には、理念の浸透が大きかったと思います。もともとスタッフたちはいろんな意見をくれていたんですが、理念を明確に掲げてから、みんなの方向性が揃うようになってきました。
私たちの理念は、「周りの人を幸せにする」ということ。スタッフ、お客さん、家族、取引先、みんなを幸せにしていこう。この思いを、事あるごとにスタッフに伝えています。そして、前向きに何でもチャレンジしていこうというスタンスを、私自身が示し続けることを意識しています。
トップが「失敗を恐れずにやってみよう」という姿勢を見せることで、スタッフたちも安心してチャレンジできるようになる。小さな改善提案でも、「いいね、やってみよう」と背中を押す。その積み重ねが、今の文化を作ってきたんだと思います。
背景には、理念の浸透が大きかったと思います。もともとスタッフたちはいろんな意見をくれていたんですが、理念を明確に掲げてから、みんなの方向性が揃うようになってきました。
私たちの理念は、「周りの人を幸せにする」ということ。スタッフ、お客さん、家族、取引先、みんなを幸せにしていこう。この思いを、事あるごとにスタッフに伝えています。そして、前向きに何でもチャレンジしていこうというスタンスを、私自身が示し続けることを意識しています。
トップが「失敗を恐れずにやってみよう」という姿勢を見せることで、スタッフたちも安心してチャレンジできるようになる。小さな改善提案でも、「いいね、やってみよう」と背中を押す。その積み重ねが、今の文化を作ってきたんだと思います。
戸越氏:
実は私、大きな改革は得意ではないんです。でも、日々の小さな改善を積み重ねていくことは得意なんですよね。これまでに2,000~3,000の改善を行ってきたと思います。一つひとつは小さなことでも、それが積み重なることで、大きな変化になっていく。そういう改善文化を、これからも大切にしていきたいと思っています。
教育面でも、さまざまな取り組みをしています。一人前になるまでの動画研修やOJTでの育成プログラムは標準化されていますし、特にニーズがあるものについては特別な勉強会や研修も開催しています。決算事前検討会も、若手にとってはOJTの一環になっているんです。上長からさまざまな意見が降ってきてることで、本人の理解が深まっていく仕組みです。
ITと提案力。そしてそれを支える改善文化と教育体制。この組織力こそが、私たちの強みだと考えています。
実は私、大きな改革は得意ではないんです。でも、日々の小さな改善を積み重ねていくことは得意なんですよね。これまでに2,000~3,000の改善を行ってきたと思います。一つひとつは小さなことでも、それが積み重なることで、大きな変化になっていく。そういう改善文化を、これからも大切にしていきたいと思っています。
教育面でも、さまざまな取り組みをしています。一人前になるまでの動画研修やOJTでの育成プログラムは標準化されていますし、特にニーズがあるものについては特別な勉強会や研修も開催しています。決算事前検討会も、若手にとってはOJTの一環になっているんです。上長からさまざまな意見が降ってきてることで、本人の理解が深まっていく仕組みです。
ITと提案力。そしてそれを支える改善文化と教育体制。この組織力こそが、私たちの強みだと考えています。

「日本を元気にする」ために。税理士業界全体を面白くする挑戦
インタビュアー:今後の展望について、どのようなビジョンをお持ちなのでしょうか?
戸越氏:
やりたいことは、本当にたくさんあります。でも、根底にあるのは一つ。「日本を元気にしていきたい」という思いです。
中小企業が元気にならないと、世の中は良くならないと思っているんです。日本の企業の大多数は中小企業ですから。そして、中小企業を元気にするためには、私たち税理士事務所が頑張らないといけない。でも、それだけでは足りないんです。税理士業界全体が良くなっていかないと、中小企業全体を元気にすることはできない。そう考えています。
実は今、約30社の税理士事務所と提携して、一緒にお客様のサポートをしているんです。1人でやっている税理士の先生から、100~200名規模の大きな事務所まで、幅広く連携させていただいています。
私たちはIT活用や提案力という強みを持っているので、それを他の税理士事務所と共有しながら、一緒にお客様の課題解決をしていく。そうすることで、業界全体のレベルが上がっていくんじゃないかと考えているんです。
そのためには、仲間を増やしていく必要があります。だから、税理士業界自体をもっと面白くしていきたいと思っているんです。若い人たちが、税理士という仕事に憧れを持って目指してもらえるような職業にしていきたい。そのための取り組みも、これから積極的にやっていくつもりです。
例えば、独立を考えている税理士の方が、「最高のIT」というブランドで自分の住んでいる地域でサービスを提供する、といった形での提携も視野に入れています。個人で独立するよりも、ブランドや仕組みを活用することで、より多くのお客様に価値を届けられるようになりますから。
やりたいことは、本当にたくさんあります。でも、根底にあるのは一つ。「日本を元気にしていきたい」という思いです。
中小企業が元気にならないと、世の中は良くならないと思っているんです。日本の企業の大多数は中小企業ですから。そして、中小企業を元気にするためには、私たち税理士事務所が頑張らないといけない。でも、それだけでは足りないんです。税理士業界全体が良くなっていかないと、中小企業全体を元気にすることはできない。そう考えています。
実は今、約30社の税理士事務所と提携して、一緒にお客様のサポートをしているんです。1人でやっている税理士の先生から、100~200名規模の大きな事務所まで、幅広く連携させていただいています。
私たちはIT活用や提案力という強みを持っているので、それを他の税理士事務所と共有しながら、一緒にお客様の課題解決をしていく。そうすることで、業界全体のレベルが上がっていくんじゃないかと考えているんです。
そのためには、仲間を増やしていく必要があります。だから、税理士業界自体をもっと面白くしていきたいと思っているんです。若い人たちが、税理士という仕事に憧れを持って目指してもらえるような職業にしていきたい。そのための取り組みも、これから積極的にやっていくつもりです。
例えば、独立を考えている税理士の方が、「最高のIT」というブランドで自分の住んでいる地域でサービスを提供する、といった形での提携も視野に入れています。個人で独立するよりも、ブランドや仕組みを活用することで、より多くのお客様に価値を届けられるようになりますから。
インタビュアー:5年後、10年後、どんな事務所になっていたいですか?
戸越氏:
「日本一、スタッフとお客さんを幸せにする事務所」。これが私たちの目指す姿です。
具体的には、静岡No.1のスタッフ満足度と顧客満足度を実現すること。そして、職員の年収平均1000万円という高い目標も掲げています。これは決して夢物語ではなく、本気で実現したいと思っている数字です。
年収1000万円を実現するためには、もちろんITによる生産性向上は欠かせません。でも、それだけでは足りない。やはり、一人ひとりの専門性を高めていくこと、提案力を磨いていくこと、そして何より、お客様に本当に価値を感じていただけるサービスを提供し続けることが重要だと思っています。
スタッフ満足度という面では、先ほどお話しした「成長」「環境」「お金」の3つの要素を、さらに充実させていきたいですね。最近では360度評価なども取り入れて、より公平で透明性の高い評価制度を作っていこうとしています。福利厚生も、まだまだ改善の余地があります。
「日本一、スタッフとお客さんを幸せにする事務所」。これが私たちの目指す姿です。
具体的には、静岡No.1のスタッフ満足度と顧客満足度を実現すること。そして、職員の年収平均1000万円という高い目標も掲げています。これは決して夢物語ではなく、本気で実現したいと思っている数字です。
年収1000万円を実現するためには、もちろんITによる生産性向上は欠かせません。でも、それだけでは足りない。やはり、一人ひとりの専門性を高めていくこと、提案力を磨いていくこと、そして何より、お客様に本当に価値を感じていただけるサービスを提供し続けることが重要だと思っています。
スタッフ満足度という面では、先ほどお話しした「成長」「環境」「お金」の3つの要素を、さらに充実させていきたいですね。最近では360度評価なども取り入れて、より公平で透明性の高い評価制度を作っていこうとしています。福利厚生も、まだまだ改善の余地があります。
戸越氏:
そして、お客様についても、今後はさらに幅を広げていきたいと考えています。現在は中小企業が中心で、売上規模でいうと数百万円から2億円ぐらいの企業が一番多いです。大事なのは、業種や規模ではなく、「志」です。本気で事業を良くしていきたい、成長していきたいという思いを持っている経営者の方々と、一緒に歩んでいきたいんです。製造業、小売業、サービス業、IT業界、医療・介護など、業種は問いません。
地域についても、現在は静岡が7割、全国が3割という割合ですが、今後は全国対応をさらに強化していきたいですね。リモートワークの体制も整っていますから、場所を問わず、日本中の困っている経営者の方々をサポートしていきたいと思っています。
税理士という仕事は、経営者の方々にとって本当に身近なパートナーだと思うんです。だからこそ、私たちがしっかりと価値を提供し続けることで、お客様の事業が良くなる。お客様の事業が良くなれば、地域が元気になる。地域が元気になれば、日本が元気になる。
そういう良い循環を、税理士業界全体で作っていきたい。それが私たちの挑戦です。日本を元気にする。税理士業界を面白くする。そして、目の前のスタッフとお客様を幸せにする。この3つを同時に実現していくために、これからも成長し続けていきます。
もし、本気で事業を良くしていきたいとお考えの経営者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話しさせてください。IT活用でも、提案力でも、私たちができることは全力でサポートさせていただきます。一緒に、より良い未来を作っていきましょう。
そして、お客様についても、今後はさらに幅を広げていきたいと考えています。現在は中小企業が中心で、売上規模でいうと数百万円から2億円ぐらいの企業が一番多いです。大事なのは、業種や規模ではなく、「志」です。本気で事業を良くしていきたい、成長していきたいという思いを持っている経営者の方々と、一緒に歩んでいきたいんです。製造業、小売業、サービス業、IT業界、医療・介護など、業種は問いません。
地域についても、現在は静岡が7割、全国が3割という割合ですが、今後は全国対応をさらに強化していきたいですね。リモートワークの体制も整っていますから、場所を問わず、日本中の困っている経営者の方々をサポートしていきたいと思っています。
税理士という仕事は、経営者の方々にとって本当に身近なパートナーだと思うんです。だからこそ、私たちがしっかりと価値を提供し続けることで、お客様の事業が良くなる。お客様の事業が良くなれば、地域が元気になる。地域が元気になれば、日本が元気になる。
そういう良い循環を、税理士業界全体で作っていきたい。それが私たちの挑戦です。日本を元気にする。税理士業界を面白くする。そして、目の前のスタッフとお客様を幸せにする。この3つを同時に実現していくために、これからも成長し続けていきます。
もし、本気で事業を良くしていきたいとお考えの経営者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話しさせてください。IT活用でも、提案力でも、私たちができることは全力でサポートさせていただきます。一緒に、より良い未来を作っていきましょう。

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