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「お客様の中まで入って、本質に向き合う」——練馬発、富裕層と中小企業に伴走するほそかわ総合税理士事務所

「お客様の中まで入って、本質に向き合う」——練馬発、富裕層と中小企業に伴走するほそかわ総合税理士事務所

細川 雅央(ほそかわ まさお):ほそかわ総合税理士事務所 代表/税理士

新潟県出身。新聞奨学生として大学に進学した後、予備校講師として勤務するも体調を崩したことを機にキャリアチェンジを決意し、税理士を志す。10年をかけて税理士資格を取得し、埼玉と練馬の会計事務所、溜池山王の大手税理士法人、南青山のコンサルティング型税理士事務所、相続専門事務所の計5社で、中小企業税務から上場企業対応、事業承継・相続・組織再編まで幅広く経験を積む。2025年、練馬区向山にてほそかわ総合税理士事務所を開業。法人の財務改善と相続・事業承継を主軸に、地主富裕層と中小企業の双方を伴走型で支援している。

練馬区中村橋から1都3県へ——地主富裕層と中小企業を両輪で支える、開業1年目のオーダーメイド事務所

まずほそかわ総合税理士事務所さんが、現在どのようなお客様を中心にご支援されているのか、教えていただけますでしょうか。

細川:
弊所のお客様は、半分ぐらいが地主の富裕層の方々で、資産規模としては5億から20億円ほどのレンジの方が中心です。残り半分は練馬を中心とした中小企業様で、売上規模はおおむね1,000万から5,000万円ほどの方々となっています。富裕層のお客様には資産管理会社を持たれている方が多く、中小企業としての資産管理会社と、ご個人のご資産が混ざり合う形で、売上の基盤になっているという構造です。

加えて、相続対策で継続的にお付き合いさせていただいているお客様が1割ほどおられまして、こちらは資産規模1億から5億ほどのレンジの方々が中心となっています。

確定申告のご相談も多くいただいているとお伺いしました。

細川:
そうですね、確定申告は結構な件数をお引き受けしておりまして、独立してから初年度で25〜30名ほどご対応させていただきました。前職の事務所から、もう対応しきれないからとお譲りいただいたお客様が中心でして、その方々の確定申告から、その後の相続対策まで継続してお任せいただくという流れで、自然とお仕事がつながっています。

エリアとしては、どのあたりまで対応されていらっしゃいますか。

細川:
1都3県のお客様には基本的に直接お会いしてご対応しています。それ以外の地域のお客様についてはオンラインを基本としつつ、年に1回は必ず訪問するスタイルにしています。遠方ですと北海道のお客様などもおられます。

現状は私1名体制でやっておりまして、近々パートスタッフの採用も考えているところです。
「履歴書100社、1つも通りませんでした」——予備校講師から10年かけて、税理士へ

細川先生ご自身のご経歴を、お聞かせいただけますか。

細川:
出身は新潟県でして、もともとは大学に行くつもりがなく、新潟で就職をしました。ただ、働きながら「このままでいいのかな」と思うようになりまして、新聞奨学生をやりながら大学に進学したというのが、最初の転機です。

大学に入った時にお世話になった予備校の先生がとても素敵な方だったこともあり、将来は予備校講師になろうと決めて、大学在学中から塾・予備校で働き始めました。そのまま予備校講師の仕事を続けていたのですが、仕事が楽しすぎたこともあって、喉や体を壊してしまい、キャリアチェンジを迫られることになりました。

そこから税理士を目指されたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

細川:
体を壊した時に、手に職が欲しいという気持ちが強くありまして、資格予備校の門を叩いたところ、「税理士という仕事があるよ」と勧めていただいたのが入り口でした。

ただ、最初は「2年で取れる」と聞いていたのですが、実際に勉強を始めてみると「10年は最低でもかかる」と言われまして、結局取得まで本当に10年かかりました(笑)。

会計業界に入りたいと思って、まずは履歴書を100社ほど送ってみたのですが、1社も通らなかったんですね。「未経験だから通らないのかな」と思っていたら、「科目を持っていないからだ」と教えていただきまして、そこから予備校のお仕事を減らしながらまず簿記論と財務諸表論を取得し、ようやく会計事務所への転職が叶ったという流れになります。

独立されるまでに、どのような事務所を経験されてこられたのでしょうか。

細川:
5社経験させていただいています。

1社目が埼玉のアットホームな事務所でして、中小企業の税務を担当していました。2社目は練馬の事務所で、こちらも中小企業のお客様が中心でした。3社目で溜池山王の大手税理士法人に移りまして、上場企業のお仕事や相続案件を経験させていただきました。4社目は南青山にあるコンサルティング型の税理士事務所で、こちらでは事業承継・相続・大規模法人のお仕事を中心に担当しました。最後の事務所は相続専門で、相続税申告や事業承継に特化してお仕事をしていました。

独立されたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

細川:
もともと南青山の事務所にいた時から独立は考えていたのですが、「もう少し相続もやりたいな」という思いがあって、最後の相続専門事務所に転職しました。ただ、そちらでは自分が思っていたことが、なかなかできなかったんですね。企業である以上、報酬やノルマに縛られる場面が多くなり、お客様一人ひとりとじっくり向き合うことが難しかったという実感がありました。もっと丁寧に、しっかりとお客様に向き合いたい——その思いから、独立を決意しました。
「お客様の中まで入って、本質的なところで向き合う」——オーダーメイドで伴走する理由

ほそかわ総合税理士事務所さんの強みを、ご自身ではどう捉えていらっしゃいますか。

細川:
一番の強みは、お客様と伴走する形でお仕事をさせていただくという点です。すべてのお仕事がお客様に合わせたオーダーメイドになりますので、ご状況とご意向を伺いながら、必要な支援を一緒に組み立てていく——そのスタイルを大切にしています。

たとえば富裕層の方であれば、ご自身の資産形成から相続税対策、後継者の選定まで全部受け持つ形になりますし、中小企業様であれば、資金繰りから財務戦略、銀行とのお付き合い方まで一緒に伴走させていただきます。「どのタイミングで人を入れるか」「借入をどう設計するか」「借入をするのであれば、税務上はこういう形が望ましい」——そういった粒度のご相談まで含めて、ご一緒に意思決定をしていくという感覚です。

他の事務所さんとの違いを、特にどのあたりに感じておられますか。

細川:
AIなどを活用して報酬を低く抑えるスタンスの事務所さんも増えていると感じていますが、弊所はそこまで無理にお客様を増やそうとはしておらず、価格帯としても、業界の中ではそこそこ頂戴しているレンジになります。

たとえば売上3,000万円ほどの中小企業様であれば、月4回の面談を含めて、年間でおおむね40万円ほどからお受けしています。業界全体でいくと、年間40万円ほどが平均的なところですので、業界平均といった金額感かと思います。

そのうえで、なぜ「お客様の中まで入る伴走型」にこだわっていらっしゃるのでしょうか。

細川:
お客様一人ひとりをじっくり見ないと、後から問題が起こってきた時の解決が、非常に大変になるという実感があるからです。

たとえば、本来であれば入らなくてよかった保険に入ってしまっているケースであったり、他のコンサルティング会社に入られて、会社の中身を相当ぐちゃぐちゃにされてしまったケースを、これまでに見てきました。そういう状況になってからではなく、最初から中に入り込んで、お客様としっかり向き合っていきたい——そう考えて、今のスタイルに行き着いています。

独立される時に、この伴走型のスタイルで戦っていけるという実感は、もうあったのでしょうか。

細川:
不安はもちろんありましたが、独立してみると、これまで関わってきた地主の富裕層の方々の事業承継・相続対策については、しっかりとお応えしていけるという手応えを、早い段階で持つことができました。長くお付き合いさせていただける法人顧問のご縁も、これから少しずつ広げていけたらと考えています。
法人の財務改善と、相続・事業承継・組織再編——5社で積んだ専門性が、開業1年目から効く

法人顧問・相続・事業承継・組織再編という幅広い領域に対応されていらっしゃいますが、特にご自身の強みが出ると感じておられる領域はどちらでしょうか。

細川:
軸として大事にしているのが「法人の財務改善」で、もう一つ、どうしても好きで取り組みたいと思っているのが「相続・事業承継対策」です。この2つが、私のこだわりの領域です。

この2つに惹かれていらっしゃる理由を、お聞かせいただけますか。

細川:
どちらの領域も、数字のお仕事というよりも、もっと本質的なところでお客様と向き合える——そこに、強い面白さを感じています。

社長の思いや、相続人の方々の思いといった部分に、ダイレクトに触れることができますし、中までしっかり入っていかないと、よい着地に持っていけないお仕事でもあります。たとえば法人の財務改善であれば、「社長がこの先、会社をどうしていきたいか」で、ご支援の方向性が大きく変わります。「銀行の借入が今ちょっときつい」というご状況であれば、まずは「会社をどうしたいですか」と伺うところから始めて、経営計画書の中身も全然違ってきますSWOT分析なども含めて、社長としっかりお話を伺いながら組み立てていく——そのプロセスそのものに、強くやりがいを感じています。

ホームページに「組織再編」が掲げられているのが、開業まもない事務所としては珍しいと感じました。前職での経験が背景におありなのでしょうか。

細川:
おっしゃる通りで、南青山にあったコンサルティング型の税理士事務所にいた時に、株価対策の延長で、ホールディングス化をはじめとした組織再編をかなりの数こなさせていただいた経験があります。「ある日突然、ここが合併するから検討しておいて」と一言だけ言われて、そこから調べて組み立てていく——そういう仕事の進め方をしていた事務所でしたので、自然と苦なく対応できるようになりました。

現在のお客様の中にも、会社分割や、事業の一部を切り出したいといったご相談を検討段階で抱えてらっしゃる方がおられますので、その経験は、独立後の今のフィールドでも十分に活かせていると感じています。

これから「この方の伴走をしたい」と思われる経営者像があれば、お聞かせいただけますでしょうか。

細川:
弊所の場合、「価格で選ばれる方」だと、なかなかご縁につながらないことが多いように感じています。「伴走してほしい」「経営の相談に乗ってほしい」という気持ちを持たれている経営者の方であれば、ご支援できる幅は広いと感じています。

法人顧問という観点では、売上規模としてはおおむね10億円以内ほどで、社長としっかりお話ができる会社様だと、特に相性がよいと感じています。業種についてはほとんどの業種を経験してきていますので、こだわりはあまりありません。強いて挙げるとすれば夜のご業種はお受けが難しいくらいで、たとえば一般社団法人様などは過去にも経験がありますので、対応可能です。
「全員が税理士の事務所を作りたい」——専門特化の集団で、価格競争に巻き込まれない事務所へ

最後に、ほそかわ総合税理士事務所さんを今後どのような事務所にしていきたいか、お聞かせいただけますでしょうか。

細川:
これからは、税理士中心の事務所を作っていきたいと考えています。

私自身は、事業承継や相続のご支援を軸に1人で続けていく形でも、それはそれで成り立つかなとは思っているのですが、ありがたいことに、同業大手のマネージャーをされていた方が「ぜひ一緒にやりたい」と数年前からお声がけくださっていまして、法人領域のスペシャリストの方が加わってくださる見込みがあります。ほかにも、私の周囲で「ぜひ入りたい」と言ってくださっている税理士の方々がおられますので、そういった方々と一緒に、税理士法人としての形を作っていけたらと考えています。

「全員が税理士」という構成にこだわられている、その理由を教えていただけますか。

細川:
私が以前在籍していた事務所のうちの1社が、本当に全員が税理士で構成された、専門特化型の組織でした。当時のお客様は、非上場会社の社長で売上規模100億円ほどの方々が中心で、「税理士でないと納得していただけない」という世界線でお仕事をしていました。全員が税理士であることがスタートライン——そういう高い意識を持って取り組まれている事務所のあり方が、私には強く印象に残っています。

逆に、非資格者の方を入れてしまうと、どうしても仕事が甘くなりがちで、価格競争に巻き込まれていくケースも少なくないと感じています。確定申告の繁忙期にスタッフの離職が重なり、税理士が手薄になってしまい、急にお客様を抱えきれなくなる——そういった事務所のお話も、実際に見聞きしてきました。そうした状況を避けるためにも、専門性の高い税理士同士で支え合う体制を、ぜひ作っていきたいと考えています。

最後に、これからほそかわ先生にご相談を検討されている経営者の方へ、メッセージをお願いいたします。

細川:
何か悩まれていることがあれば、ぜひお気軽にご相談いただきたいと思っています。社長おひとりで悩まれている方、相続や事業承継のことで気がかりがある方——テーマは何でも結構です。今後の経営方針のことでも、財務のことでも、事業承継や相続のことでも、ご一緒に考えさせていただければ幸いです。

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取材後記

「お客様の中まで入って、本質的なところで向き合いたかった」——インタビューの中で細川先生がふと漏らされたこの一言が、ほそかわ総合税理士事務所さんの今を、最もよく表していたように感じました。予備校講師として体を壊された経験から税理士を志し、10年をかけて資格を取得され、5社の現場で中小企業税務から上場企業対応、事業承継・相続・組織再編まで多領域を経験されてきた——その積み重ねがあるからこそ、独立1年目にも関わらず「お客様の中まで入って伴走する」という極めて密度の高いスタイルが成立しているのだと、改めて感じる時間でした。

地主富裕層の資産設計から、練馬の中小企業の財務戦略、相続・事業承継・組織再編まで一身に担いながら、「全員が税理士の事務所を作りたい」という明確なビジョンを掲げていらっしゃるほそかわ総合税理士事務所さん。資金繰り・財務戦略・銀行対応まで含めて経営に深く入り込んで伴走してくれる税理士をお探しの経営者の方、相続対策や事業承継、組織再編といった専門性の高い領域でご相談されたい方は、ぜひ一度、ほそかわ総合税理士事務所さんへお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

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※ 本インタビューの内容は取材時点のものです。事務所の体制やサービス内容は変更される可能性があります。最新の情報については各事務所に直接お問い合わせください。