銀行融資面談で聞かれる5つの質問と理想の回答を税理士が解説
銀行融資の面談で門前払いを避けるために押さえておくべき5つのポイントを解説します。
融資面談は厳格化している――門前払いにご注意
銀行融資で借りられる時に借りれるだけ借りておいた方がいいっておっしゃってるじゃないですか。融資面談に行った時に銀行に聞かれることって、何か決まってたりするんですか?

はい、大体ね、聞かれる項目って決まってるんですよ。今ね、融資はね、厳格化されてて、本当に何個か気をつけなければいけないポイントがあるんで、それを抑えとかないと門前払いを食らう可能性があります。

門前払い!そんなこともあるんですか?

あるあるですよ。最初の質問で「この人はあかんな」って見られたら、もう門前払いです。

門前払いは絶対されたくないですね。そもそも融資を断られたら、今後の経営にもかかってくると思うんですよ。融資面談で気をつけることの解説を今日はお願いします。

はい、わかりました。じゃあ今日は融資面談で聞かれること、厳選5項目をお伝えしますので、最後までチェックして、ぜひ資金繰りを良くしていただきたいと思います。

まず、コロナ融資・ゼロゼロ融資が終わって、めっちゃ厳しくなってるんですよ。融資のね、厳格化が始まって、経営者保証は基本外すっていう国の方針が出てるんで、銀行は経営者保証をつけられないから、審査がそれ以前より厳しくなってる。まそういう状況なんですよね。
それで融資面談の時に、やっぱり銀行も「この人に本当に貸してもいいのか」という風に審査をするわけですよ。

質問①:必要な資金はいくらですか?
まず1つ目。「必要な資金はいくらですか?」と聞かれます。

それはやっぱり「借りれるだけ借りたいです」って……。スガワラさんの教えですよね、僕ね、借りれるだけ借りるって。借りられる時に借りれるだけ借りなさいって言ってるから。

銀行の面談では「いくら借りたいですか?」って聞かれて「借りれるだけ借りたいです」と帰ってくると……門前払いです。

そうなんですか!?

そうそう。たまに言う人いるんですよ。「いくら借りたいですか?」って聞いたら「いくら借りれるんですか?」って逆に聞く人がいるから。まあ「借りれるだけ借りたいです」みたいな感じですよね。

そうですよね……。でもそれって本当に学びが中途半端ってことですね。

明確に言わないとダメです。「500万」とか「1,000万」とか「2,000万」とか、明確に言わないと。「1,000万借りたいです」と、そうやってまず明確に言ってください。それが1つ目です。

質問②:その資金の使い道は何ですか?(資金使途)
じゃあ次、2つ目の質問。「その1,000万の使い道は何ですか?」——資金使途を聞かれます。

使い道は……「事業拡大です」って帰ってくる感じですか?

これも門前払いです。そんなの当たり前なんで。「1,000万なんで必要なの?」って話ですよ。

「僕のマックスは1,000万だろうな」っていうので……全然ダメなんですね。使い道を聞いてるわけで、マックスを聞いてるわけじゃないと。

そうそう。例えば「広告費に300万」、「あと700万は考えてなかったです」ってなったら、「じゃあ300万円やな」ってなります。

そこまで考えないといけないってことですね。

そうなんですよ。融資の種類には大きく分けて2種類あるんです。設備投資のための融資と運転資金のための融資です。
設備投資のための融資の方が、実は融資が出やすいんです。なぜかって言うと、使い道が明確だから。例えば「1,000万の機械を買いたいから1,000万融資してください」って言って、1,000万の見積書を持っていけば、「この機械を買うため」って明確じゃないですか。だから設備投資の方が融資が出やすい。

一方、運転資金のための融資は1,000万必要だとして、その根拠を出してほしいって言われます。運転資金ってなかなか難しくて、仕入れをしたりとか人件費を払ったり、先の広告宣伝とか、いろんな仕入れ代金とか固定費とかもろもろ含めて運転資金という話になってくるんですよ。
例えばラーメン屋さんなら、広告費300万必要、材料代2ヶ月分で100万確保したい、正社員を雇いたいので採用費100万、これで500万ぐらい。さらに店舗の改装をしたい——これは設備費ですが——残り500万で冷蔵庫を買うとか椅子を買うとかテーブルを買うとか、そういうので合計1,000万申し込み、という形にする。
資金使途を明確にしないと融資してもらえないんですよ。銀行はやっぱり貸す理由が欲しいんです。

これね、本当にいい銀行員はあなたのためを思って、例えば500万でこれ以上ないなってなった時に、銀行員が逆に考えてくれたりするんです。「こういうことでお金って必要じゃないですか?」「消耗品とかも必要ですよね」って言って、「じゃあこれも追加しときましょう」って一緒に資金使途を考えてくれたりする。で合計1,000万円になって「じゃあこれで申請通しときますね」って。そういう銀行員に当たるといいですよね。

面談の時はそういうのをちゃんと準備して、1つ目の必要金額と2つ目の資金使途、これはもうセットでちゃんと明確にしておかないといけません。

質問③:どうやって返しますか?(返済財源)
次、3つ目。「1,000万円、どうやって返しますか?」——正確に言うと「返済財源は何ですか?」と聞かれます。

それは……「毎月返します」って言いますよね。

まあそうやな(笑)。「どっからお金持ってくるんだ」っていう話ですよ。

それはもう売上からちょっとずつ返していきます、ってなりますよね。

「ちょっとずつ」ってなるよね(笑)。まあ結局は売上を立てて利益を出して、利益から返していくこの流れしかないわけよ。でもそれを口で、明確な金額で説明できるのかって言うと、説明できないでしょ?

明確な金額ってことですか?できないですね。

売上が上がっても経費がそれ以上だったら赤字じゃないですか。だから「売上を立てて、経費がこんだけあって、利益はこんだけ出るんで、毎月これぐらいは返せると思います」ぐらいの返済財源の根拠を示さないといけない。
そうなると、やっぱり事業計画書が必要なんですよ。事業計画書があると、その辺が説明しやすい。「毎月売上いくら見込んでます、原材料費は30%です、固定費は毎月これぐらいかかります、利益こんだけ残るんでいくらなら毎月返済できます」って言えば、銀行も納得しますよね。

そうですね。

質問④:返済期間は何年にしますか?
返済財源につながるんですが、「返済期間は何年にしますか?」とも聞かれます。

それも逆質問になっちゃいますよね……「借りられる分借りときたいんで」みたいな。

そういう時はですね、運転資金と設備資金、これは同時に申し込むことはもちろんできます。それぞれ融資は別々になりますが、設備資金なら最長で大体20年ぐらい組んでくれる可能性があります。だからそういう時はもう最長の20年で申し込む。運転資金なら、コロナ以降15年とかも出てきてるけど、まあマックス大体10年として10年で申し込む。
常に最長期間で申し込むということを考えてほしいんですよ。

最長でっていうのも、もう20年、10年って事前に決めておくということですね。

そうです。もう事前に最長期間をちゃんとリサーチしておいて、最長期間で申し込む。そうした方が1ヶ月あたりの返済額が少なくて済むでしょ。だから資金繰りが楽なんですよ。

でも「長く借りるとその分利息を払わないといけないから、返済期間はできるだけ早く返したい」って人もいますよね。借りたものが気持ち悪いみたいな。

わかる、そういうタイプね。でもそれは資金繰りを苦しめるだけです。毎月の返済が大きくなって、せっかく借りたのにポンポンポンポンお金が出ていったら、借りてる意味がなくなる。
利息を払う期間は長くなるけど、毎月の返済額を少なくする方が資金繰りが良くなるので、最優先。だから最長で借りる。

そもそも金利なんて今1%切るか切らないかぐらいのもんですよ。こんな金利でもったいないとか言ってたらダメで、「こんな金利で借りられるの、マジで?」みたいな感覚になった方がいいですよ。

なるかどうかはその人の気持ち次第ですけどね……1%、これを高いと見るのか低いと見るのか。低いけど残ってるのがモヤモヤする(笑)。

1,000万借りて1%だと、いくらだと思います?年間10万円ですよ。これを高いと見るか安いと見るか。

1年間で10万円……それは安いですね!

安いでしょ。1,000万借りて年間10万以上の利益が出れば利息をペイできるわけじゃないですか。1,000万借りて10万ぐらい利益出せますよね。まあ出せないと事業やってる意味がないんですけどね。
だから利息がもったいないとか言わずに、返済期間を長くする。設備投資は20年、運転資金は10年でお願いしますということを言ってください。

わかりました。

質問⑤:金利の交渉はしていますか?
最後、5つ目。金利です。大体、銀行側から提案してきます。「今回の金利はこちらでお願いします」って感じで。

「5%でお願いします」みたいな感じで紙を出してくるんですか?交渉とかしないですよね?

交渉してください!「もうちょっとなんとかならないですか?」って。「これが決まってるんで」って言われるんですけど、決まってるようで決まってないんです。交渉で下げられるんですよ。

そうなんですか!?

例えば5%って提示してきたら「4.9ぐらいなんとかならないですか?」みたいな。そしたら銀行は「わかりました、じゃあ4.9で行きましょう」みたいになる。

じゃあ「4%って言っとけばよかった!」ってなりますね(笑)。

まあそうやってね(笑)。ちょっと冗談ですが、実際の金利は大体1%台で、高くても2%を超えることはほぼないです。1.5%も超えないんじゃないかなと思う。超えるパターンもあるかもしれないですが。
なので、提示された金利より0.1%は下げられると思ってください。0.1%下げる交渉をしてください。

でも金利交渉すると、銀行員の心証が悪くなるんじゃないかって思う方も多いんじゃないですか?

そんなこと全然ないです。銀行員はもうそんなの慣れっこなんで。皆さんが金利交渉するのって、借りる時に年に1回あるかないかでしょ?でも銀行員なんて毎日こんな交渉をしてますから、金利交渉されることなんて毎日の話なんです。その都度、心証なんて悪くなってないですよ。

気にしてらんないですよね、そうか。

そう。いつも僕はね、銀行が提示してくる金利も返済額も、まず銀行が提示してくるのは定価なんで。定価で家電量販店で買えますか?って話ですよね。引くでしょ。だから金利も交渉する。もう自分のことしか考えず、値引きしてもらうんです。

そういうことですね(笑)。

5つのポイントのまとめ——面談前に必ず準備を
今日お話しした5つをちゃんとポイントを抑えていただければ、銀行もきちっと融資を通してくれます。
決して「借りれるだけ借りたいんです」とか、資金使途は「広告費300万しか考えてないです、あとは考えてない」とか、返済財源は「売上から返します」とか、そういう答えはNGです。
この5つのポイントを事前にちゃんと回答を用意して挑んでいただければ、銀行の評価も良くなりますので、覚えておいてください。

これは行く前に税理士に相談した方がいいってことですか?

そうですね、絶対税理士に相談した方がいいです。確実です。

わかりました、ありがとうございます。

今回は銀行融資を受ける時の面談で聞かれるポイントをお話しさせていただきました。銀行融資は本当に、コロナ融資が終わって厳しくなってきてるんで、経営者保証がつけられないという銀行事情もあって、その分どんどん審査が厳しくなって、ヒアリング内容も細かくなってます。
是非これを事前準備して明確に答えられるようにしておいてください。これが答えられないと本当に門前払いを食らいますし、門前払いを食らうと再度融資の申し込みをするのに半年とか1年後じゃないと受け付けてくれなかったりするんで、気をつけてください。

わかりました。

終わりに
本記事の内容は YouTubeチャンネル 脱・税理士スガワラくん の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。本サイトは 脱・税理士スガワラくんを応援しています!
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