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火災保険の見直しで家計改善!不動産屋の言いなり保険は高すぎる【専門家が解説】

火災保険の見直しで家計改善!不動産屋の言いなり保険は高すぎる【専門家が解説】
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不動産会社の言いなり火災保険は高すぎる。見直せば年間数千円の節約が可能です。

火災保険の見直しが家計改善の近道

保険は、ほとんどの日本人が入りすぎているジャンルです。固定費の中でも特に金額が大きく、見直すだけで月々数千円が浮く家庭はざらにあります。生命保険・医療保険と並んで、火災保険もその代表格です。

火災保険とは、保険料を支払っておくことで、火災が起きて家や家財が燃えてしまった際に保険金が支払われる保険です。賃貸契約を結ぶ際に必ずといっていいほど案内されますが、不動産会社が紹介してきたものにそのまま入ると、基本的に料金が高くなります。

⚠️ 注意

不動産会社は火災保険の販売代理店であるため、自社に手数料が多く入る商品をお客さんに勧める構造になっています。これはすべての不動産会社がやっているわけではありませんが、基本的にはそう考えておいた方が無難です。

若い頃は賃貸契約のたびに言われた保険にホイホイと入っていましたが、それはほぼ100%損しています。「そんなに保証いらないよね」というものに入らされているわけです。タイムマシンがあったなら若い自分に「それに入るな、だいぶ損しているぞ」と言ってやりたいくらいです。

まずは疑問を持つことが大切です。「この火災保険、本当に必要?」「こんなに保証が必要?」と自分に問いかけることが見直しの第一歩です。

📝 このセクションのまとめ

  • 火災保険は固定費の中でも見直し効果が大きい
  • 不動産会社が勧める保険は手数料目的で割高になりやすい
  • 「本当に必要な保証か」と疑問を持つことが第一歩

賃貸契約と火災保険の関係を整理する

家を借りる際の不動産賃貸契約では、「火災保険に入ってください」という義務付けはできますが、「○○会社の○○という火災保険に入ってください」という商品指定はできません。

稀に契約書に商品指定まで書いてあるケースもありますが、それは法的に覆すことも不可能ではありません(ただし相当な覚悟が必要で、法廷沙汰になる可能性もあります)。基本的には「火災保険に入ること」の義務付けだけなので、自分でもっと安くて最適なものを探して入ることは十分に可能です。

📌 ポイント

不動産会社に「自分で探して入ります」と伝えるだけでOKです。自分で選んだ保険に加入し、保険料を支払った証明を不動産会社に送れば問題ありません。

📝 このセクションのまとめ

  • 賃貸契約では「火災保険への加入」は義務だが「商品の指定」は原則できない
  • 自分で安い保険を選んで入る権利がある
  • 加入証明を不動産会社に提出すればよい

既に契約中の人も解約・乗り換えができる

「すでに火災保険に入っていて、年払いで保険料を払ってしまっている」という方も大丈夫です。解約して新しいものに乗り換えるという1手間は増えますが、その手間を乗り越えた先にはお得が待っています。

年払いで支払った火災保険も、解約すれば未経過分(まだ使っていない期間の分)は返金されます。たとえば年払いで払ったけれど1ヶ月しか経っていないという場合、残り11ヶ月分の保険料が戻ってきます。

  1. 現在加入中の火災保険を解約する
  2. 未経過分の保険料の返金を受ける
  3. 自分に最適な保険料が安い商品に新規加入する
  4. 加入証明を不動産会社に提出する

📝 このセクションのまとめ

  • 年払い済みでも解約すれば未経過分は返金される
  • 解約→新規加入の手間はあるが、乗り越えれば節約効果は大きい

火災保険の見直しポイント:何が必要で何が不要か

火災保険を見直す際に確認すべき項目は複数あります。結論から言うと、「家財保険」と「借家人賠償責任保障」の2つが柱であり、それ以外の特約はほとんど不要というのが基本的な考え方です。

保障の種類必要性目安金額
家財保険◎ 必須(柱の1本)100万〜300万円程度
借家人賠償責任保障◎ 必須(柱の1本)1,000万円が基準
個人賠償責任特約△ 状況による1億円が基準
地震保険△ 賃貸では基本不要
汚損・破損保険✕ 基本不要
類焼損害特約✕ 基本不要

各保障の内容を詳しく確認する

【家財保険】
家の中にある家具・家電などの家財が燃えた場合に、その損害を補償する保険です。自分の家の中にある家具を見回して、全部燃えてしまったらいくらかかるか、どれくらいで買い直せるかを考えてみましょう。

目安は100万〜300万円程度で十分なケースが多いです。家具が特に高い場合は500万円にしたいという方もいるかもしれませんが、基準としては300万円前後が妥当なラインです。

⚠️ 注意

不動産会社から勧められる保険では、家財保険の保証金額が700万円・1,000万円といった水準で設定されていることが多くあります。これは明らかに入りすぎです。自分の家財の実態に合わせた金額に見直しましょう。

【借家人賠償責任保障】
家を借りている人が火災を起こしてしまった際に、大家さんに支払う損害賠償を補償するものです。「建物を燃やしてしまってごめんなさい」というお金のイメージです。

1,000万円が基準と言われています。それより多い金額で入っている場合は多すぎる可能性があります。ただし、契約によっては大家さん側が「2,000万円以上でお願いします」といった指定をしているケースもあるので、契約書をしっかり確認した上で、その範囲内でできるだけ最低金額に近い設定で入りましょう。

【個人賠償責任特約】
不慮の事故で他人を傷つけてしまった場合の損害賠償を補償する特約です。たとえばベランダから布団を落として下を歩いていた人に当たってしまった場合や、自転車で走行中に飛び出してきた人とぶつかってしまった場合などが対象になります。

最近では自転車事故で1億円の損害賠償請求が出たケースもあり、1億円が補償の基準とされています。ただし、この特約はクレジットカードの付帯特約として付いているケースも多いため、まず自分が既に持っているカードの特約を確認してください。何にも付いていないのであれば、火災保険に付帯させておくのがよいでしょう。

【地震保険】
地震が起きて建物が崩れてしまった場合に補償する保険です。これは建物の持ち主に関係するものなので、基本的には大家さん側の話です。賃貸住まいの場合は、基本的に不要と考えてよいでしょう。

ただし、火災保険では「地震を原因とした火災」は補償されないという点は有名な話です。そこをどう考えるかは個人の判断になりますが、賃貸であれば基本的には地震保険は不要と考えるのが妥当です。

【汚損・破損保険】
子供が家具を壊してしまった、ペットが家財を汚してしまったといった場合に保険金が下りるものです。ただし、このような損害は多額にはなりにくいため、貯金でカバーすれば十分です。保険料を毎月払い続けるよりも、何かあった時に自己負担する方がトータルで安くなります。

【類焼損害特約】
自分が火災を起こしてしまい、隣の家まで燃やしてしまった場合に補償する特約です。ただし、失火責任法という法律上、お隣が先に自分の火災保険を使うことになっています。その上で不足した分だけこちらが負担する形になるため、実際にこちらから出す金額はそれほど大きくならないケースが多く、基本的には不要と考えてよいでしょう。

📌 ポイント:保険の大原則

保険は「損失を補填するもの」という考え方が基本です。

  • 損失額が小さいもの→ 貯金でカバーする(保険料の方が高くつくため)
  • 頻繁に起きて損失も大きいもの→ そもそも近づかない(リボ払いなど)
  • 確率は低いが損失が巨額になるもの→ 保険でカバーする(個人賠償の1億円など)

保険料は何も起こらなければ戻ってきません。何も起こらない確率の方が高い以上、貯金でカバーできるものは保険に頼らない方がトータルの支出は減ります。

📝 このセクションのまとめ

  • 家財保険(目安300万円)と借家人賠償責任保障(目安1,000万円)が2本柱
  • 個人賠償責任特約は必要だが、クレジットカードの付帯特約で代替できる場合がある
  • 地震保険・汚損破損保険・類焼損害特約は賃貸では基本不要
  • 損失額が小さいものは貯金でカバーするのが合理的

おすすめの具体的な商品(賃貸向け)

保険の見直し方が分かったところで、賃貸向けの具体的な商品を2つ紹介します。

商品名年間保険料の目安特徴
チューリッヒ少額短期保険「ミニケア賃貸保険」家財300万円で年間5,000円以下インターフェイスが分かりやすい。水害は補償対象外。
全労災「スマイル保険」同等条件で年間3,000円以下最安水準。水害まで補償。インターフェイスはやや見づらい。

チューリッヒ少額短期保険の「ミニケア賃貸保険」は、年齢や住んでいる家の平米数にもよりますが、家財保険300万円の設定で年間5,000円を切るケースが多いです。ただし、水害は補償対象外という点に注意が必要です。水害リスクが高いエリアに住んでいる方、1階に住んでいる方には向きません。

全労災の「スマイル保険」は、同等の補償内容で年間3,000円以下と最安水準です。しかも水害まで補償されています。コストを最優先するならこちらがおすすめです。

📌 ポイント

100点の選択にこだわりすぎる必要はありません。不動産会社の言いなりにならず、自分で見直すだけで80点の状態になれます。それだけで大幅な節約になります。インターフェイスの使いやすさや自分の住環境に合わせて選びましょう。

⚠️ 注意:持ち家の方は別途検討が必要

上記のおすすめはあくまで賃貸向けの話です。持ち家の場合は地震保険の検討も必要になるなど、保険の内容が非常に複雑になります。持ち家の方は火災保険の一括見積もりサービス(例:クルなど)を活用して比較検討することをおすすめします。

📝 このセクションのまとめ

  • チューリッヒ「ミニケア賃貸保険」:家財300万円で年間5,000円以下。水害は対象外。
  • 全労災「スマイル保険」:年間3,000円以下で最安水準。水害も補償。
  • 水害リスクが高い場所・1階住まいの方はスマイル保険を選ぶとよい
  • 持ち家の場合は一括見積もりサービスで比較検討を

今日の動画を見て終わりにしない:行動することが大切

今日の内容を理解しても、行動しなければ1円も得しません。そして今損している状態の人は、何もしなければその損が今後もずっと続きます。

解約して新しい保険に乗り換えるという作業はめんどうに感じるかもしれませんが、一度だけ腰を上げれば、その後はずっと楽になります。年間数千円の節約が積み重なれば、長期的には大きな金額になります。

📌 火災保険見直しの全体まとめ

  • 不動産会社の言いなりで入ると基本的に高い保険になる
  • 賃貸契約では自分で選んだ火災保険に入る権利がある
  • 家財保険(300万円目安)と借家人賠償責任保障(1,000万円目安)が2本柱
  • それ以外の特約は各自の状況に応じて判断し、基本的には不要なものが多い
  • 賃貸向けには「ミニケア賃貸保険」か「スマイル保険」が安くておすすめ
  • お金の知識で武装することで、損をする確率を大きく減らせる

終わりに

本記事の内容は YouTubeチャンネル 大河内薫のマネリテ学園 の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。
本サイトは 大河内薫のマネリテ学園を応援しています!

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