良い税理士・悪い税理士の見分け方を税理士が徹底解説
全国に約8万人いる税理士の中から本当に頼れる一人を見つけるための見分け方を解説します。
そもそも税理士とは?税務署との違い
税理士とは、ざっくり言うと税金のエキスパートです。「税務署と同じですよね?」と勘違いされることがありますが、税務署の方はいわゆるお役所の方です。私たち税理士は、確定申告が必要な方や、法人を営んでいて決算が必要な方の納税のサポートをするお仕事になります。
全国の税理士の数と事務所の規模感は以下のとおりです。
| 項目 | 規模・数 |
|---|---|
| 全国の税理士数 | 約8万人 |
| 全国の税理士事務所数 | 約3万事務所 |
| 小規模事務所(税理士1人+社員数名)の割合 | 約95% |
8万人もいるといろいろなタイプの税理士がいます。お医者さんに例えると、外科専門・美容専門・産婦人科の先生がいるように、税理士にも専門分野があります。
- 何でも対応する総合型の事務所
- 法人税・相続税など税目に特化した事務所
- 建設業・不動産など業種に特化した事務所
📝 このセクションのまとめ
- 税理士は税務署とは別の存在で、納税者のサポートが仕事
- 全国に約8万人・約3万事務所あり、専門分野はさまざま
- 事務所の約95%は小規模な税理士事務所
良い税理士の条件①:親身になってくれる
まず一つ目は、親身になってくれることです。お客様は税理士にお金を払っているわけですから、親身になってくれなかったら最悪ですよね。
「人のお金」という感覚でドライに仕事をしている税理士は、「別にうちの金じゃないからいいや」という姿勢になりがちです。また、税理士は「先生」と呼ばれる職業柄、天狗になって偉そうになり、コミュニケーションが取りづらくなる方も残念ながらいます。
📌 ポイント
税理士は「先生業」ではなく「サービス業」として対応してくれる方が理想的です。専門用語を使わずに、わかりやすく噛み砕いて説明してくれる税理士を選びましょう。あえて専門用語をバンバン使ってマウントを取るような人は要注意です。
また、会社経営についても一緒に考えてくれる、身近な存在であることが大切です。
📝 このセクションのまとめ
- ドライな姿勢や上から目線の税理士は避ける
- 専門用語を使わずわかりやすく説明してくれる人が良い
- 経営について一緒に考えてくれる身近な存在が理想
良い税理士の条件②:役に立つ提案をくれる
二つ目は、役に立つ提案をくれることです。例えば、利益が出ている会社に対して「税金が大変な額になりましたね、では節税しましょう」と節税の提案をしっかりしてくれることが重要です。
「社長、明日2,000万円の納税です」と言われても、もう使ってしまっていたら手遅れです。その手前から納税の予測をしっかり立ててくれる税理士が頼りになります。
良い税理士が提供してくれる提案の例をまとめると、以下のとおりです。
- 利益に合わせた節税提案
- 事前の納税額の予測・シミュレーション
- 資金繰りの相談
- 補助金・助成金へのアドバイス
- 社会保険労務士・司法書士・行政書士・弁護士など専門家のネットワークをつなぐハブ機能
📌 ポイント
税理士業務の範囲を超えて、補助金・助成金のアドバイスや、他の専門家(社会保険労務士・弁護士など)をつなぐハブ役を担ってくれる事務所は特に頼もしい存在です。
📝 このセクションのまとめ
- 節税提案・納税予測・資金繰り相談ができる税理士が理想
- 補助金・助成金のアドバイスも提供してくれると心強い
- 他士業と連携できるハブ型の事務所を選ぶと安心
良い税理士の条件③:料金表が明瞭である
三つ目は、料金表が明瞭であることです。これはめっちゃ大事なポイントです。銀座のお寿司屋さんに「時価」があるように、「いくら持っていけばいいんだよ」となってしまう状況は税理士選びでも起こりえます。
先ほど触れたように、全国の税理士事務所の約95%は、税理士1人・社員数名規模の小さな事務所です。こうした事務所の中には、以下のような「ナイナイ事務所」が未だに多く存在します。
- ホームページがない
- 料金表がない
- サービス内容の案内がない
⚠️ 注意
料金表がない事務所では、「このお客さんはよさそうだから高くしてしまおう」という対応も可能になってしまいます。料金表がまず存在するかどうかを確認するのが大前提です。また、提供されるサービス内容が料金と見合っているかどうかも必ず確認しましょう。
📝 このセクションのまとめ
- ホームページ・料金表・サービス内容の案内がある事務所を選ぶ
- 料金の透明性はトラブル防止の大前提
- サービス内容と料金が見合っているかも確認する
良い税理士の条件④:税務調査でお客様の味方に立ってくれる
四つ目は、税務調査でお客様の味方として戦ってくれることです。会社経営や個人事業を続けていると、いつか税務調査という確認作業が入ることがあります。
警察や税務署という言葉は、何も悪いことをしていなくても「なんか嫌だな」という気持ちになりますよね。そもそも税務調査はお金が増える話ではなく、お金を払う話になることが多いのでストレスです。
⚠️ 注意
税務調査の場面で、お客様の味方に立つのではなく「税務署の言うことを聞いておいた方がいいですよ」と言うだけの税理士が意外と多くいます。いわゆる「税務署の言いなりになっている税理士」は頼りないと言わざるを得ません。
税務調査でしっかり戦ってくれる税理士との信頼関係の積み重ねが、長期的な安心感につながります。
📝 このセクションのまとめ
- 税務調査ではお客様の味方に立って戦ってくれる税理士を選ぶ
- 「税務署の言いなり」になる税理士は頼りない
- 信頼関係の積み重ねが長期的な安心感につながる
悪い税理士の特徴まとめ
ここまで良い税理士の条件を4つ紹介しました。悪い税理士はその逆バージョンです。具体的にどのような特徴があるか整理します。
| 悪い税理士の特徴 | 具体的な問題点 |
|---|---|
| 上から目線・意見を聞かない | ちょっとでも異論を言うと怒り出す |
| 期限を守らない | 社会人として基本的な問題 |
| ミスが多い | 専門家として信頼できない |
| 連絡が取れない・取りづらい | 偉そうな雰囲気で相談しにくい雰囲気を出す |
| 脱税志向 | 売上を抜く・架空経費を計上するよう提案してくる |
⚠️ 注意
特に危険なのが脱税志向の税理士です。利益が増えた際に「売上を抜いてしまいましょう」「実態のない経費をぶっこんで利益を減らせば税金が減りますよ」と真顔で提案してくる税理士が実際に存在します。こうした提案に乗ってしまうと、後に深刻な税務上のリスクを負うことになります。
📝 このセクションのまとめ
- 上から目線・期限を守らない・ミスが多いは論外
- 連絡が取りづらい税理士では困った時に相談できない
- 脱税を提案してくる税理士は絶対に選んではいけない
税理士を選ぶ際に最も大切なのはフィーリング
良い税理士・悪い税理士の見分け方を解説してきましたが、実際に税理士を選ぶ際に一番大切なのはフィーリングです。
税理士とのお付き合いはスポットではなく、長年にわたって続くケースがほとんどです。「この人、気を遣うな」「相談しづらいな」と感じる相手だと、肝心な時にお願いしにくくなってしまいます。
また、税金の専門知識を持たないお客様の立場から、税理士の技量を正確に見抜くのはかなり難しいことです。まずはフィーリングで「この人と話しやすいか」を確認した上で、以下の点をチェックするのがおすすめです。
- 料金表が明瞭かどうか
- 税務調査に対応してくれるかどうか
- 専門用語を使わずわかりやすく説明してくれるか
- 補助金・助成金など税務以外の提案もしてくれるか
📌 ポイント
税理士に会う前に「いい先生ですか?」と事務所のスタッフに聞いてみるのも一つの方法です。スタッフの対応や雰囲気からも、事務所全体の姿勢が伝わってくることがあります。
📝 このセクションのまとめ
- 税理士選びで最初に確認するのは「フィーリング(話しやすさ)」
- 長期的なお付き合いになるため、相談しやすい関係性が重要
- フィーリングを確認した上で、料金・税務調査対応などを順番にチェックする
終わりに
本記事の内容は YouTubeチャンネル 税理士法人松本〜税金の裏のウラ〜 の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。本サイトは 税理士法人松本〜税金の裏のウラ〜を応援しています!
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