事業承継・引継ぎ補助金2024年度版|中小企業診断士が解説する3つの申請枠と締切スケジュール

事業承継・引継ぎ補助金2024年度版|中小企業診断士が解説する3つの申請枠と締切スケジュール
e_zeirishi

個人事業主・中小企業向けの事業承継・引継ぎ補助金、3つの申請枠と締切を解説します。

知らないと損する補助金情報:募集期間はわずか数週間

政府の支援制度は、募集開始後わずか数週間で終了するものが多数あります。情報を早めにキャッチしていないと申請できない、つまりもらえないというのが支援制度の実情です。まさに「ステルス」のように突然公募が始まり、気づいたときには終わっているというケースが後を絶ちません。

今回取り上げる事業承継・引継ぎ補助金は、5月31日に募集開始、6月20日が締切という約3週間の短い公募期間が設定されています。さらに7月開始予定の枠も出てきており、タイミングを逃さず申請することが重要です。

📌 ポイント

支援制度は「知っている人」だけが得をする仕組みになっています。補助金の公募情報は日々更新されるため、定期的にチェックする習慣が不可欠です。

📝 このセクションのまとめ

  • 補助金の募集期間は数週間と短い場合が多い
  • 経営革新事業は5月31日開始・6月20日締切(約3週間)
  • 7月開始予定の枠も別途用意されている

事業承継・引継ぎ補助金の全体像と予算規模

事業承継・引継ぎ補助金は、経済産業省・中小企業庁が所管する補助金です。今年度は補正予算で2,001億円が計上されており、その一部がこの補助金の財源となっています。

申請枠は大きく3つに分かれており、個人事業主から中小企業まで幅広く対象となります。補助金の規模は最低50万円から最大数百万円まで、申請する枠によって異なります。

申請枠補助上限額補助率主な対象
経営革新事業最大600万円2/3事業承継・M&A後の新たな取り組み
専門家活用事業最大600万円2/3M&A専門家の活用費用
廃業再チャレンジ事業最大150万円2/3廃業を経て再チャレンジする方

📝 このセクションのまとめ

  • 補正予算2,001億円の一部が財源
  • 3つの申請枠があり、補助上限・補助率はそれぞれ異なる
  • 個人事業主・中小企業ともに申請可能

①経営革新事業:最大600万円、新たな挑戦を後押し

経営革新事業は、経営資源を引き継いだ後に新たな挑戦を行う方を対象とした申請枠です。5月31日に公募が回付され、新しい情報が提供されています。

対象となるのは、次のような取り組みを行う方です。

  • 新しい商品の開発やサービスに取り組みたい方
  • 新たな顧客層の開拓に取り組みたい方
  • 経営資源を引き継いで新しい活動を行いたい方
  • M&Aを通じて新たな挑戦を行う方

経営革新事業には、創業支援型・経営者交代型・M&A型の3つのパターンがあり、最大で600万円の補助が受けられます。

公募要領で定められている対象経費は以下のとおりです。

  • 人件費
  • 店舗等の借り入れ費
  • 設備費
  • 原材料費
  • 産業財産権等の取得費用
  • 謝金・旅費
  • マーケティング調査費
  • 広報費
  • 会場借料
  • 外注費・委託費
  • 廃業に伴う在庫処分・解体費
  • 原状回復費
  • リース解約費

📌 ポイント

経営革新事業は幅広い経費が対象となっています。事業承継後の新たな取り組みに必要な費用のほか、廃業に伴う在庫処分費や原状回復費なども対象に含まれる点が特徴です。

📝 このセクションのまとめ

  • 補助上限600万円・補助率2/3
  • 創業支援型・経営者交代型・M&A型の3パターン
  • 人件費・設備費・広報費など幅広い経費が対象
  • 公募期間:5月31日〜6月20日

②専門家活用事業:M&A専門家の費用を最大600万円補助

専門家活用事業は、M&Aに関する専門家の活用費用を補助する申請枠です。補助上限は最大600万円、補助率は2/3となっています。

M&Aを検討・実施する際には、仲介業者や士業(弁護士・税理士・公認会計士など)への報酬が発生します。こうした専門家に支払う費用が補助対象となります。

⚠️ 注意

専門家活用事業の一次公募はすでに締め切り済みです。二次公募は7月中旬以降を予定しているため、次の公募開始を待って申請する必要があります。

📝 このセクションのまとめ

  • 補助上限600万円・補助率2/3
  • M&A専門家への報酬・費用が対象経費
  • 一次公募は終了、二次公募は7月中旬以降の予定

③廃業再チャレンジ事業:今年度新設の枠、最大150万円

廃業再チャレンジ事業は、今年度新たに新設された申請枠です。再チャレンジを目的として既存事業を廃業するための費用が補助対象となります。

項目内容
補助上限額150万円
補助率2/3
対象者再チャレンジを目的として廃業を考えている方
主な対象経費原状回復費、在庫処分費 など
公募状況一次公募終了・二次公募は7月中旬以降予定

廃業というと後ろ向きなイメージを持たれることがありますが、この補助金は「廃業してから次の事業に再チャレンジする」という前向きな取り組みを支援するものです。事業の整理に必要な原状回復費や在庫処分費などの実費が補助されます。

📌 ポイント

廃業再チャレンジ事業は今年度から新設された枠です。事業の廃業を考えている方や、既存事業をたたんで新たな事業に挑戦しようとしている方は、ぜひ活用を検討してください。

📝 このセクションのまとめ

  • 今年度新設の申請枠
  • 補助上限150万円・補助率2/3
  • 廃業に伴う原状回復費・在庫処分費などが対象
  • 一次公募は終了、二次公募は7月中旬以降の予定

申請スケジュールと申請方法(Jグランツ利用)

3つの申請枠のスケジュールをまとめると以下のとおりです。

申請枠一次公募二次公募
経営革新事業5月31日開始・6月20日締切未定
専門家活用事業一次公募終了済み7月中旬以降予定
廃業再チャレンジ事業一次公募終了済み7月中旬以降予定

いずれの申請枠も、申請期間は複数回設定されています。今回のタイミングに間に合わなかった場合でも、次の公募を待って申請することが可能です。

申請にあたっては、Jグランツ(jGrants)というオンラインシステムを利用します。

⚠️ 注意

Jグランツで初めて申請する方は、GビズIDプライムの取得が必要です。GビズIDプライムは無料で取得できますが、郵送での手続きが必要なため、取得まで一定の時間がかかります。申請を検討している方は早めに準備を進めてください。

  1. GビズIDプライムを取得する(郵送手続き・無料)
  2. Jグランツにログインして申請書類を準備する
  3. 公募期間内にオンラインで申請を行う

📝 このセクションのまとめ

  • 経営革新事業の締切は6月20日
  • 専門家活用・廃業再チャレンジの二次公募は7月中旬以降
  • 申請はJグランツ(オンライン)を利用
  • 初めて申請する方はGビズIDプライムの事前取得が必要(郵送・無料)

キャッシュフローの自然法則:知識が資金を引き寄せる

経済学の言葉に「キャッシュフローの自然法則」というものがあります。水が高いところから低いところへ流れるように、キャッシュフローも自然の摂理として流れていくという考え方です。

「経済ルールを知らない人の懐から、経済のルールを知っている人の懐に向かってどんどん流れていく」という言葉が示すように、知る努力をしている人間とそうでない人間の差は決定的に開き続けます。

📌 ポイント

補助金・支援制度の情報収集は、まさにこの「ルールを知る努力」の一つです。政府の支援制度は本当に必要としている人に伝わっているのか、知られているのか、という問題意識を持ち、日々情報をアップデートすることが経営者には求められます。

📝 このセクションのまとめ

  • キャッシュは「知っている人」のもとへ流れる
  • 補助金情報の収集は経営者の重要な仕事の一つ
  • 支援制度を知らないだけで損をするケースが多い

まとめ:3つの枠を組み合わせて最大限に活用しよう

事業承継・引継ぎ補助金には3つの申請枠があり、状況に応じて組み合わせて申請することも可能です。補助金の規模は最低50万円から最大数百万円に及び、個人事業主から中小企業まで幅広く活用できます。

場合によっては公募期間が3週間程度しかない枠もあります。経営革新事業の締切は6月20日と迫っているため、申請を検討している方は早急に準備を進めることをお勧めします。

申請枠補助上限補助率締切・状況
経営革新事業最大600万円2/36月20日締切(急ぎ)
専門家活用事業最大600万円2/37月中旬以降・二次公募予定
廃業再チャレンジ事業最大150万円2/37月中旬以降・二次公募予定

⚠️ 注意

本記事の情報は動画公開時点のものです。補助金の詳細・最新情報は、経済産業省・中小企業庁の公式ホームページまたは担当窓口でご確認ください。個人的な予想・見解が含まれる場合があります。

終わりに

本記事の内容は YouTubeチャンネル 牧野谷 輝MAKINOYA AKIRA【中小企業診断士・行政書士】 の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。
本サイトは 牧野谷 輝MAKINOYA AKIRA【中小企業診断士・行政書士】を応援しています!

関連記事

廃業・倒産を回避!自己破産を防ぐ5つの補助金・融資制度を税理士が解説

🏙️ 東京エリア 千代田・中央・港区から副都心各区まで
⛩️ 関西エリア 大阪・京都・兵庫・岡山など関西圏
🗼 関東エリア 神奈川・埼玉・千葉・北関東
🏔️ 中部エリア 名古屋・静岡・長野・北陸など
🌺 九州・沖縄 福岡・長崎・熊本など地域密着型
🌏 その他地域 北海道・東北・中国・四国地方
記事URLをコピーしました
税理士紹介はこちら
税理士紹介はこちら