最大5000万円!ものづくり補助金の5つの変更点を税理士が解説
最大5000万円もらえるものづくり補助金、14回目公募からの変更点を徹底解説!
ものづくり補助金とは?採択率と目的
皆さん、このものづくり補助金をご存知でしたでしょうか?

国の支援制度の一つで、中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金とされています。

設備投資や新しいことをしたいけどお金がないという中小企業にはぴったりの補助金ってことですよね。

そうですね。直近の重要事項については、申し込み開始日が3月24日(金)の17時から、締め切りが4月19日(水)の17時までになっています。

今回はチャレンジするんですか?

いや、うちはもし補助金をもらえるとなると、海外展開の資金にでもしようかなと。

海外を考えていらっしゃるんですね。世界でちょっと活躍してやりますよ!

今日はぜひお伝えしたいのが、今回の14回目の公募からいくつか変更点があるので、その注意点を伝えていきたいなと思います。

お願いします。

大きく変更されたのは次の5つになっています。

そうなんですか!そんなに変更点が多かったら、事業計画を大幅に書き換えないといけないんじゃないですか?

確かにそうですね。内容次第では抜本的な作り直しが必要かもしれないですね。
ただ、補助金はですね、募集内容が変更した直後は採択率が実は高かったりします。みんなが変更に追いつけていないので、少し手間になるかもしれないんですけども、逆にチャンスだと捉えることもできます。

なるほど!ピンチを逆転の発想で解釈ってことですね。

まだ変更点を詳しく理解している方は結構少ないと思いますので、今回はものづくり補助金とは何かということと、この5つの変更点について解説していきます。

今回はですね、経産省が発表した「ものづくり・商業・サービス補助金 令和4年度二次補正予算関連」という資料を一緒に見ながら案内していこうと思います。

では、まずものづくり補助金の採択率と、これがどういう目的の補助金なのか、教えていただけますか?

1回目から11回目までの採択率の推移を見ると、平均採択率が52%なんですけども、直近のところに行くと60%ぐらいまで高くなってきていて、比較的高い採択率で推移してきていますね。

結構高いですね。ちなみにこのものづくり補助金、どういった目的の制度になりますか?

ものづくり補助金は、新しいものづくり・試作品開発、あとは生産やサービス開発にチャレンジする中小企業や小規模事業者を応援するために交付される補助金になります。中小企業庁が実施する制度になっています。
特徴的なのが、一人社長や個人事業主の方も申請が可能というのが魅力的なところですね。
また、今年の10月から開始されるインボイス制度の導入にも活用することができます。

なるほど、いいですね。

14回目公募からの全体像と5つの変更点
では、いよいよ14回目公募以降のものづくり補助金の全体像について解説していただけますか?

令和4年度二次補正予算で拡充予定のところを見ると、グリーン枠が3つに分かれていたり、グローバル展開枠の名前がグローバル市場開拓枠に変わっていたりと、いろいろ拡充されているみたいですね。

パッと見ただけでもなんかグリーン枠が3つに分かれていますし、グローバル枠も名前が変わっていろいろ拡充されているみたいですね。

そうなんです。細かいところは後ほどご紹介していきます。
また、令和6年まで切れ目なく公募を実施することが決定されており、20回目までの公募の大まかなスケジュールも発表されていて、例年通り等間隔で公募が行われていくようです。

2年後ぐらいまでのことが決まったんですか?

はい、そうなんです。では、14回目の公募以降の5つの変更点をざっと確認していきましょう。
①大幅賃上げの上乗せ支援 ②グリーン枠の拡充 ③海外展開支援の強化 ④認定機器・システム導入型の新設 ⑤ビジネスモデル構築型の廃止 になっています。

これ、結構大規模な見直しが入りましたね。

そうですね。現在の社会情勢、時流に沿った補助ができるよう、かなり大胆に手が入ったんじゃないかなと思います。

変更点①:大幅賃上げの上乗せ支援
1つ目の大幅賃上げ上乗せ支援について教えていただけますか?

「成長と分配の好循環」を一層強力に進めていくために、大幅な賃上げに取り組む会社については、従業員数に応じて補助の上限を100万・250万・1000万円引き上げていくものになっています。
事業計画において、補助事業の終了後3年から5年で給与支給総額が年平均6%増加、かつ職場内の最低賃金を年間45円以上引き上げなどを満たしている場合に、賃上げにかかる計画書を提出することを要件として達成できることになっています。
要件を未達成の場合には、上乗せ部分については全額返還を求められることになります。

大幅な賃上げに取り組む事業者は補助上限額がアップするということですね。

そうですね。本当に今、お給料アップというのが注目されていますね。従業員数によってその上限額が変わってきまして、5人以下であれば100万円、6人から20人の会社であれば250万円、21人以上の会社であれば1000万円が現行の補助額に追加されていくものになっています。
例えば、通常枠で従業員数5人以下の場合、元々の補助上限750万円に100万円上乗せされて850万円、補助率が1/2。デジタル枠で5人以下の場合は、上限が同じく850万円で補助率が3分の2になります。

変更点②:グリーン枠の拡充
では2つ目、グリーン枠の拡充について教えていただけますか?

専門性が高くて使いにくい印象があったこのグリーン枠なんですけども、より使いやすくなったような印象になっています。
令和3年度の補正予算からグリーン枠というのを創設していまして、温室効果ガスの排出削減などを目的とした設備やシステム投資などを行う会社を支援しているものになっています。
温室効果ガスの排出削減に役立つ取り組みの段階に応じて3段階の補助上限額が設定されています。また、親取引企業からの要請を受けて取り組みを行っている事業者には、審査の際に加点措置が行われることになりました。

なるほど。冒頭でも少し触れたんですけれども、枠が3つに増えたってことですよね。それぞれどういう特徴があるんですか?

真ん中のスタンダード枠に加えて、簡単な取り組みでも申請可能なエントリー枠、そしてより厳しいハードルが課せられたアドバンス枠が追加となりました。

既存の枠には手が出なかった事業者がエントリー枠でチャレンジできたりするんですね。

はい、そうですね。

変更点③:海外展開支援の強化
では3つ目、海外展開支援の強化について教えてください。

既存のグローバル展開枠がグローバル市場開拓枠となりまして、支援内容が拡充となりました。
令和元年の補正予算からこのグローバル展開枠というのは創設されてきたんですけども、海外事業の拡大や強化等を目的とした設備やシステム投資を行う会社を支援しているものになっています。
新規に輸出する中小企業1万社応援支援プログラムの一環になっていまして、ものづくり・商業・サービス補助金においてもこのグローバル展開枠をグローバル市場開拓枠に改めて、支援内容を拡充するものとなっています。
具体的には、補助の下限額を1000万円から100万円に引き下げて使い勝手を向上させて、一部の類型ではブランディングやプロモーション等に使う費用も補助の対象に追加されました。

補助の下限金額が100万円に引き下げられたということで、小規模事業者でも取り組みやすくなりましたよね。

はい、そうですね。海外市場開拓類型に限り、広告宣伝費も補助対象となりました。

じゃあ海外展開したい事業者はチャンスってことですね。少し無理してでも補助金をもらって事業を展開した方がいいんじゃないですかね?

ケースによりますけどね。あとはですね、歴史的な円安を受けて作られた類型かと思われるんですけども、値動きが最近本当に激しいので、為替リスクを十分検討されることをお勧めします。

なるほど。今の状況だとリスクヘッジを考えて動いた方が良さそうですよね。

そうですね。

変更点④:認定機器・システム導入型の新設 変更点⑤:ビジネスモデル構築型の廃止
では4つ目、認定機器・システム導入型の新設について教えていただけますか?

こちらの類型については、2023年度ではなく2024年度から実施される予定となっています。
少し分かりにくい文章なんですけども、要は業界の課題を解決させるような機械装置やシステムを認定して、認定された機械装置やシステムについて補助する仕組みを創設しますという内容になっています。再来年からの実施なので、細かい要件などはまだまだ先になると思われます。

なるほど。じゃあ詳細が発表されたら、その時にまた詳しく解説していただきたいと思います。

はい。

では最後5つ目、ビジネスモデル構築型の廃止について教えていただけますか?

ビジネスモデル構築型とは、中小企業のイノベーション促進を目的に設立された枠になっていまして、来年度以降廃止されることになりました。
実はですね、ハードルが厳しくて採択件数も3回目の公募でわずか13件だったので、マイナーなところになっていました。仕方ないんじゃないかなと思います。

なるほど、それはしょうがないですね。ありがとうございます。今回はものづくり補助金の14回目公募以降の変更点について解説していただきました。最後に付け加えることはありますか?

先ほどもお伝えした通り、令和6年の20回目まで公募を行うことが決まっていますので、あと2年まだあります。時間をかけて質の高い事業計画を策定していただいて、ぜひ採択を勝ち取っていただけたらなと思いますね。

ありがとうございます。今回もよくわかりました。

終わりに
本記事の内容は YouTubeチャンネル 社長の資産防衛チャンネル の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。本サイトは 社長の資産防衛チャンネルを応援しています!
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