役員報酬は900万円に抑えるな!税理士が解説する5年で400万得する受け取り方
役員報酬を最大化して手取りを増やし、資産運用に回す戦略が長期的に断然お得!
「役員報酬は900万円以下が得」は本当に正しいのか?
社長の給料って、税金を考えたら900万円くらいに抑えるのが妥当なんですよね、ってよく言われますよね。

まあ、全然間違ってるけどね。

そうなんですか?でも、もらえるならたくさんもらいたいんですよ。

そう、もらえるならもらった方がいいよね。僕もその意見に賛成です。

珍しく意見が合いましたね。ありがとうございます。で、その税金の話って結構言われてるじゃないですか。法人化した時に給料をどうやって決めていけばいいのかというところを参考にしたいので、今日はそこの部分について解説をお願いします。

はい、わかりました。「900万円以上給料を取ると税金が上がるから損だよ、それなら法人に残した方がいいよ」っていう話があるけども、全然僕の考え方は違うんですよ。じゃあ社長の給料をどうやって決めたらいいのか、今日はそれをホワイトボードでシミュレーションしたいと思うんで、これを聞けばやっぱり僕の言う通りやなと思うと思うんで、ぜひ最後まで見てください。

役員報酬3,000万円シミュレーション:900万所得に抑えるパターンvs最大化パターン
では、ホワイトボードを使ってシミュレーションしたいと思います。まず、結局は会社の利益を役員報酬で取るのか、会社に利益として残すのかっていう考えなんですけど、例えば役員報酬を引く前の利益は3,000万円あったとします。
さっき「900万円」っていうキーワードが出てきましたよね。これは、所得が900万円を超えると所得税と住民税が33%以上になってくるので、法人税の実効税率は33%だから、900万円以上所得を取ると法人税の税率より高くなるから、900万円以内に抑えた方がいいよねって言っている人が結構いるんです。で、僕は別の動画でも「多少税金が高くなっても取った方がいいよ」ということを言っているんですよね。じゃあ今日はそのシミュレーションをしたいと思います。

まず、所得が900万円っていうことは給料が900万円じゃないってことをまず知っておいて欲しいんですよね。給料からいろんな給与所得控除とかいろんな控除を引いた残りが所得なんで、実際個人差もあるけど、1,300万円くらい役員報酬をもらっている人は大体所得が900万円くらいになるんですよ。
「1,300万円の報酬に抑えた方がいいの?」っていう話で、3,000万円という利益があって1,300万円の報酬を取って、残り法人の利益を1,700万円にする。じゃあ1,300万円の給料を取ったら手取りはどれくらいになるかって言うと、これも個人差あるけど、ざっくり1,000万円くらいなんですよ。300万円くらい社会保険とか税金に引かれる。
で、法人の利益1,700万円あると、まあ30%少々取られるんで、520万円くらい法人税がかかってきて、法人に残る税引後の利益は1,180万円くらい。まあこういうシミュレーションが出るわけで。

僕はこの3,000万円をできるだけ役員報酬で取る。で、法人の利益は僕は800万円にするってよく言うけど、そうすると僕のシミュレーションはこっちなんですよ。役員報酬を2,200万円、法人の利益を800万円で合わせて3,000万円。
こうすると税金はどうなるかって言うと、2,200万円の給料に対して税金と社会保険が700万円くらいかかってくるんです。

でかいですね。

でかいんですよ。で、手取りは1,500万円くらいになっちゃうんですよ。それに対して法人税は800万円までだと、僕がよく言っているけど、800万円までの税率は低いんですよ。23%くらいになるんで、取られるのは180万円くらい。税引後の利益は620万円ってなる。
これ、個人と法人を合わすと、こっち(1,300万円報酬パターン)は820万円。こっち(2,200万円報酬パターン)は880万円。若干こっちの方が高いけど。

でも、両方合わせるとそんなに変わらないですね。

そうですね、こっちは法人税が安いからね。

ポイントはこの手取りを見て欲しいんですよ。僕はこっち(1,300万円報酬パターン)の個人の手取りは1,000万円ですよ。こっち(2,200万円報酬パターン)の個人の手取りは1,500万円。引かれる金額は多いけど、手取りの額は500万円多いじゃないですか。

そうですね。

手取り500万円の差を資産運用で回収する:5年5ヶ月で元が取れる
僕はこの500万円を資産運用しましょうっていう話なんです。500万円をざっくり1ヶ月に直すと、1ヶ月あたり41万円の積み立て。これを資産運用に回して、複利で5%で回す。年間5%、まあ安全パイですね。5%で回して、この400万円多く引かれた税金を取り戻したいんですよ、資産運用でね。
じゃあどれくらいで取り戻せるか?

400万円、結構長くなんで、10年くらいかかるんじゃないですか?

10年で取り戻したらいいよね。

いいですね。

これを計算すると、年5%の複利で回すと、5年5ヶ月で約400万円の運用益が取れるんです。5年5ヶ月、毎月41万円積み立てで、プラス400万円の運用益が出るわけ。5年6ヶ月目からはずっとプラスですよ。

そうですね、プラスで。

これ、仮に10年、年5%で回して毎月41万円積み立てたら、運用益はどれくらいかって言うと1,700万円くらいです。1,000万円以上プラス。5%で回すだけでね。

たった5%で回すだけで。

でこれ、仮に20年やったらもっとすごいよ、7,000〜8,000万円くらい出ます。20年だよ、20年。複利だからすごいんですよ。複利で回して毎月こんだけ積み立てていくと、7,000万円くらいになるんですよ。20年でね。

毎年の400万円なんてどってことないですね。

そうですね。だから、目先の引かれる税金を気にして「所得は900万円まで抑えた方がいいよ」って言っていたら、これを見逃す。資産運用はリスクももちろんあるからね。絶対5%回るとは限らんけど、でも5%って結構現実的なんですよ。

そうですね。もっと高いのももちろんあるし、4%、3%になる可能性もあるし、何とも言えないけど。

何パーで回したらこれでいくらになるということを知っておいてください。

利益5,000万円のシミュレーション:手取り差1,400万円を運用すると20年で2億円
さらに、今回は役員報酬を引く前が3,000万円の話でした。5,000万円ならどうなるか?5,000万円でも「所得はやっぱり900万円が円満だ、法人税より高くなるのはもったいない」という知ったかぶりをする人がいると。
で、まあ役員報酬を1,300万円にしましょう。手取り1,000万円、300万円引かれました。で残りは法人に残しますと。法人に残したのが得だぞ、と。で法人でまあ大体33%くらい引かれるんで、1,200万円引かれます。税引後の利益は2,800万円だ、っていうまこういう人がいます。

僕は違うんですよ。僕は5,000万円の原資があったら800万円まで会社の利益に残して、4,200万円を役員報酬で取ります。てなった場合どうなるかって言うと、まあ法人税は180万円。こっちと一緒よね。23%くらいで。
で、所得税・住民税は結構高いんですよ。1,800万円くらい引かれるんですよ。高い。4,200万円もらっても手取り2,400万円くらいですよ。

じゃあこれ比較すると?

こっち(1,300万円報酬パターン)の所得税・住民税と社会保険と法人税を合わせると1,520万円。こっち(4,200万円報酬パターン)は合わせると1,980万円。全然こっちの方が高いね。
でも僕は手取りで見ます。こっちは手取り1,000万円で、こちらは手取り2,400万円。1,400万円多いんですよ。

はい。

1,400万円多い分を資産運用にすると、1,400万円を1ヶ月あたりに直すと月116万円。じゃあこの116万円を積み立てで運用していこうと。複利5%で運用するとこれがどれだけで回収できるか。
まずこれ、所得税・住民税のところで1,800万円引かれていて、個人に引かれているのが多いよね。じゃあ1,500万円回収するには何年かかるか、6年1〜2ヶ月で大体1,500万円くらい回収できます。

でこれが10年になったら、116万円を5%複利で運用したら運用益はどれくらいになるか。10年で4,200万円くらい。でかいね。10年でも4,200万円。もう12年くらいであっという間に元金が回収できる。
これ20年やったら2億円。2億円なんですよ。もう116万円がどんどん元金が溜まっていくと、それに対する5%っていうのがもうでかくなって、運用益だけで2億円。元金と合わせると4億円、もう5億円近くになっちゃう。もう引退できちゃうんですよ。

もう引退できちゃうんですね。

ということで、何が言いたいかって言うと、目先の引かれる税金を気にするんじゃなくて、手取りを多くもらってくださいっていうことなんです。引かれる税金が多くても手取りを多くして、多くなった分を資産運用すれば、引かれた税金なんてすぐ回収できますよっていう話です。そうやって個人資産を増やしていっていただきたい。

法人に利益を残した方がいいパターンとは?IPO・M&Aの場合
法人に利益を残した方がいいパターンもあります。例えばIPO(株式上場)する場合は、法人に利益がたくさんあった方が、上場した時に株価がつきやすいっていうのがあるので、そういう時は法人に利益を残した方がいい。
あとはM&Aで会社を売る時も、会社に利益がついていると高く売りやすくなるんで。だから800万円とかじゃなくて、利益を高く残した方が高く売れるっていうことですよ。

そうじゃない場合、事業継承を考えているとか、自分の代で会社を閉じるという場合は、もう早く役員報酬で回収して個人資産を増やして、老後安泰みたいな。そういう形で取っていただきたいなと思います。

あとはね、会社に利益を残しても、事業で何かお金を使うなら全然いいですよ。事業用でしか使えないんで。事業承継する時に株価がどんどん高くなっていくんで事業承継もしづらくなる。事業承継する時にがっつり税金を取られる。で自分の代で閉じる時も、残っている利益の蓄積額に対してまたがっつり税金を取られる。結局最後にめっちゃ税金を取られるんですよ。早くもらっておいた方がいいんですよ。
でもらって資産運用しておくと、期間が長ければ長いほど運用益はどんどん増えてくる。こういう感じで、キャッシュリッチな状態で資産運用していただきたいなと思います。

わかりました。ありがとうございます。

役員報酬を800万円に調整する方法:繰り延べと翌年の役員報酬設計
ということで今日は、役員報酬をいくらにすればいいのかっていうことで、よく言われるのが「900万円を超えると所得税・住民税が高くなるからそれまでに抑えた方がいいんだよ」っていう話。それを僕は真っ向から否定して、900万円じゃなくて税金をいっぱい取られてもいいから手取りを多くして資産運用すると、こういう結果になるんでね。
まあ5%なんて本当に安全な利回りで、これだけでも困らなくなるから。やっぱり元々この会社の利益を多くしないといけない。そうじゃないと手取りも増やせないんでね。会社の利益をまず上げることが1番大事です。

絶対こういう質問が来ると思うんですよ。「こんなうまいこと800万円になるように役員報酬を調整できないでしょ。役員報酬は最初に決めて1年間変えられないでしょ」って言うんですけど、800万円を超えるような利益は翌年とかに繰り延べるんですよ。設備投資に使ってね、翌年とかに繰り延べて、繰り延べた分を翌年の役員報酬で精算するていうような流れを作っていけば可能なんで。全部コントロールできるんですね。

コントロールできるんですね。

そういう設計計画も立てていくっていうことも大切なんで、目先の税金に振り回されないでいただきたいなと思います。

まず事業を大きくすることが先決:軍資金を増やして資産運用へ
今キャッシュリッチ講座やってるじゃないですか。もうそこの受講生の方々もみんなこういう考えなんですか?

みんなこんな考えかどうかわからんけど、まあでもあの「900万円とかに騙されずに手取りをたくさんもらって、もらった分で取られた税金は資産運用で回収してください」っていうことは伝えてるから。これはやった方がいいっていうことですね。

まあ中小企業の方でも、複利で5%で20年で2億円ですもんね。まあ毎月116万円積み立てないといけないけどね。4,200万円くらいの報酬をもらわないといけないけど。

だから僕は資産運用でなんか小さい積み立てをどんどんやって複利で多くなってくよって、よくシミュレーションしてみてすごいんだよとかっていう人いるじゃないですか。僕は違うんですよ。まずは事業で稼ぐんで、この軍資金をまず多くした方がいいんですよ。積み立てとかよりも事業を大きくするのが先。
で役員報酬をたくさん取れるようにしてやれば、こういう額になるわけですよ。それを事業が大きくならずにちまちまちまちま毎月数万円やっていてもこんな額にはならないですよ。

ならないですね。確かにキャッシュリッチって大事ですね。

大事ですよ。だから僕は最初は役員報酬をたくさんもらえるくらい全力で事業にフルベット。まずは自分の事業が成長するために、資産運用に回すんじゃなくて自分の事業に注ぐ。で自分の事業で役員報酬がいっぱい取れるようになったら資産運用へ。この順番を間違えないで欲しい。

僕もキャッシュリッチになります!

なってください、頑張ります。

終わりに
本記事の内容は YouTubeチャンネル 脱・税理士スガワラくん の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。本サイトは 脱・税理士スガワラくんを応援しています!
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