【2025最新】おすすめ生命保険を税務のプロが解説!掛け捨て以外は不要な理由

【2025最新】おすすめ生命保険を税務のプロが解説!掛け捨て以外は不要な理由
e_zeirishi

遺族年金・障害年金の受給額を把握せずに民間保険に入ると確実に入りすぎます。公的保険で賄える部分を正確に把握し、本当に必要な掛け捨て保険だけを選びましょう。

保険の大原則:「補填すべき部分」だけにお金を払う

保険というものは、そもそも「何かを補填する」ためのものです。補填のために保険料という損失を支払っていくわけですから、補填すべき部分に保険料を払うのは正しい行動です。しかし、カバーしなくてもいい部分、補填しなくてもいい部分にわざわざ保険料を払うのは、支出が増える一方の損失の垂れ流しになってしまいます。

日本においては、カバーしなくてもいい部分まで保険をかけてしまっているケースが非常に多いです。今日の文脈で言えば、遺族年金・障害年金でどれくらい賄えるかを確認し、その差額を民間保険で補填するのが正しい順序のはずです。ところが、遺族年金も障害年金も把握しないまま、民間の生命保険にたくさん入っているという方が多すぎます。

📌 保険を選ぶ正しい順序

  1. 遺族年金・障害年金でいくら受け取れるかを把握する
  2. 家族に残したい金額・期間を明確にする
  3. 「希望額」と「公的年金で賄える額」の差額を民間保険で補填する

保険をかけるべきは、低確率で起こってかつとんでもない金額がかかるものです。ただし、そのとんでもない金額がかかる事態に対して、強制加入の公的保険(遺族年金・障害年金)でカバーできるなら、民間の保険は必要ありません。「保険料はできるだけ払わない方がいい」という考え方を頭にすり込んだ上で、生命保険を考えていきましょう。

📝 このセクションのまとめ

  • 保険は「補填が必要な部分」にだけ保険料を払うもの
  • 公的保険(遺族年金・障害年金)で賄える部分は民間保険不要
  • 保険料はできるだけ払わない方がいいという大前提を持つ

今日扱う生命保険の3種類

生命保険とは、あらかじめ保険料を支払うことで、死亡という低確率で起こる事象が発生した際に保険金を受け取れるものです。今回は以下の3種類を取り上げます。

  • 定期保険:死亡時に保険金を一括で受け取れる
  • 収入保障保険:死亡時から一定期間、月額で分割して受け取れる
  • 就業不能保険:生きているが仕事ができない状態になった時に保険金を受け取れる

これらを具体的な商品名とともに確認していきます。その前に、民間保険を選ぶ際に日本人が決定的に見落としがちな「遺族年金」と「障害年金」についてしっかり整理しておきましょう。

📝 このセクションのまとめ

  • 今回扱う保険は「定期保険」「収入保障保険」「就業不能保険」の3種類
  • 全て掛け捨て保険
  • 民間保険を選ぶ前に遺族年金・障害年金の把握が必須

遺族年金:夫が亡くなった場合と妻が亡くなった場合の違い

遺族年金のシミュレーションについては、オリックス生命のホームページに掲載されている図が非常に分かりやすいです。例として、以下のような試算があります。

家族構成夫の職業標準月額報酬遺族年金(月額)
妻+子供3人(夫死亡)会社員25万円約14.9万円
妻+子供3人(夫死亡)自営業約11.5万円

表を見ると分かる通り、遺族年金の仕組みは非常に複雑です。家族構成や職業・収入によって金額が変わりますが、「だいたい14万〜18万円くらい」というざっくりした感覚は掴めます。自分の家族状況に合わせてシミュレーションしておくことが重要です。

⚠️ 注意:妻が亡くなった場合(夫が残された場合)は支給されないケースが多い

夫が残された場合、子供がいなくて65歳未満であれば遺族年金は支給されません。共働きでしっかり稼いでいた妻が亡くなっても、夫には遺族年金が払われないのです。2028年以降の遺族年金改正で一部支給されるようになりますが、現状では男性が残された場合に遺族年金がもらえないパターンが非常に多くなっています。

この遺族年金の構造や受給額を知っているかどうかで、必要な民間保険の内容は確実に変わります。遺族年金の金額が分からないまま民間保険に入るのは、赤信号を渡るようなもの。おそらく入りすぎています。

📝 このセクションのまとめ

  • 夫(会社員・標準月額報酬25万円)が亡くなった場合、妻+子供3人で月約14.9万円
  • 夫が自営業の場合は月約11.5万円と下がる
  • 妻が亡くなった場合、子供なし・65歳未満の夫には遺族年金が支給されないケースが多い
  • 遺族年金の金額を知らずに民間保険に入ると入りすぎる

障害年金:就業不能時に月19万円受け取れるケースも

障害年金の構造は遺族年金と似ており、金額も近い水準です。遺族年金と異なる点は、夫・妻どちらが障害を負っても金額は変わらないことです。ただし、障害等級(1級・2級)によって受給額は変わり、1級の方が多く受け取れます。

オリックス生命のホームページの図を参考にすると、以下のような試算になります。

家族構成障害等級元の職業平均標準月額報酬障害年金(月額)
夫+子供2人2級会社員35万円約19万円

📌 ポイント

19万円の障害年金が受け取れるという前提を知っているかどうかで、民間の就業不能保険に入る金額は確実に変わります。この金額をごっそり見落としたまま民間保険に入ると、当然入りすぎてしまいます。日本人の「保険入りすぎ問題」の根底には、遺族年金・障害年金の知識が抜け落ちている現状があります。

📝 このセクションのまとめ

  • 障害年金は夫・妻どちらが障害を負っても受給額は変わらない
  • 障害等級2級・会社員・標準月額報酬35万円・子供2人の場合、月約19万円
  • この金額を知らずに民間保険を選ぶと入りすぎる

積み立て型生命保険は選んではいけない理由

保険の話をする上で、積み立て型生命保険についても触れておきます。結論から言えば、積み立て型保険は選ぶべきではありません。掛け捨て一択です。

積み立て型保険とは、「保険」と「投資」がセットになった商品です。全く性質の異なる2つのものが一緒になっているため、当然ながら手数料も人件費も多くかかります。その費用は誰が負担するかというと、保険を購入する人です。

⚠️ 積み立て型保険が割高な理由

  • 保険と投資の両方の手数料・人件費がかかる
  • 保険は保険、投資は投資で別々にやった方が確実に安く済む
  • 別々にやる方が少し手間はかかるが、コストが下がりリターンも大きくなる
  • この原則に例外はない

保険と投資に限らず、異なる商品を混ぜることは非常に危険です。どんどん割高になっていくからです。投資については別途NISAやiDeCoなどで行い、保険はあくまで掛け捨てで必要最小限にとどめることが、家計を守る正しい選択です。

📝 このセクションのまとめ

  • 積み立て型保険は「保険+投資」の複合商品で割高
  • 保険は保険、投資は投資で別々に行う方がコストもリターンも有利
  • 生命保険は掛け捨て一択

おすすめの掛け捨て保険3選:具体的な商品名と保険料

ここからは、遺族年金・障害年金の知識を前提とした上で、具体的におすすめの掛け捨て保険を3つ紹介します。

① 定期保険:メットライフ生命「スーパー割引定期保険」

死亡時に保険金を一括で受け取れる定期保険です。35歳男性・非喫煙優良体・65歳満了・保障額1,000万円という条件で計算すると、保険料は月額2,290円になります。

保険会社商品名条件月額保険料備考
メットライフ生命スーパー割引定期保険35歳男性・非喫煙優良体・65歳満了・1,000万円保障2,290円非喫煙者に有利
ライフネット生命(定期死亡保険)同条件数百円の差喫煙・非喫煙で金額が変わらない

ライフネット生命は非喫煙・喫煙で保険料が変わらないという特徴があります。喫煙者でメットライフ生命の同条件を計算するとライフネット生命より少し割高になるため、喫煙者にはライフネット生命もおすすめです。いずれにせよ、店舗を持たずに人件費がかかっていないネット系の保険会社で掛け捨てを選ぶのが基本方針です。

② 収入保障保険:FWD収入保障保険

収入保障保険は、亡くなった時点から一定年齢まで月額で保険金を受け取れるものです。亡くなるタイミングが早いほど受け取れる総額が大きくなります。

保険会社商品名条件月額保険料40歳死亡時の受取総額
FWD生命FWD収入保障保険35歳男性・非喫煙優良体・65歳まで月10万円保障2,177円25年間×月10万円=3,000万円

📌 定期保険と収入保障保険の使い分け

  • 定期保険:死亡時に1,000万円など一括で受け取りたい場合
  • 収入保障保険:毎月の生活費として月々受け取りたい場合。亡くなるタイミングが早いほど総受取額が増える

どちらが優秀ということではなく、「一括で受け取りたいか・月々で受け取りたいか」という希望に合わせて選びましょう。

③ 就業不能保険:SBI生命「働く人の頼り」

就業不能保険は、亡くならなくても仕事ができない状態(就業不能)になった場合に保険金を受け取れるものです。以前は「アクサダイレクト 働けない時の安心」という商品が非常に優れていましたが、販売終了となりました。同様の商品として、SBI生命の「働く人の頼り」がおすすめです。

保険会社商品名条件月額保険料特徴
SBI生命働く人の頼り35歳男性・65歳まで・月10万円保障2,300円全疾病型・精神疾患も対象・60日間の免責期間あり

就業不能になってから60日間は給付が開始されませんが、それ以降は月10万円が保障されます。精神疾患も対象になっている点が大きな特徴です。

就業不能保険を選ぶ際も、前述の障害年金との兼ね合いが重要です。障害年金でいくら受け取れるかを確認した上で、不足する金額を就業不能保険で補填するという考え方を忘れないようにしましょう。

📝 このセクションのまとめ

  • 定期保険:メットライフ生命「スーパー割引定期保険」月額2,290円(35歳男性・1,000万円保障)
  • 収入保障保険:FWD生命「FWD収入保障保険」月額2,177円(35歳男性・月10万円保障)
  • 就業不能保険:SBI生命「働く人の頼り」月額2,300円(35歳男性・月10万円保障・精神疾患対応)
  • 全て掛け捨て・ネット系で人件費が低い商品を選ぶ

まとめ:自分に本当に必要な保険だけを選ぼう

保険を考える時は、すでに持っている権利を必ず確認することが大前提です。今日の文脈で言えば、遺族年金と障害年金はすでに持っている権利です。強制加入の公的保険ですから、この金額が分からないまま民間保険に入っているのは黄色信号を通り越えた赤信号状態です。おそらく保険に入りすぎています。

📌 保険を見直す際のチェックリスト

  • 自分が亡くなった時に誰にいくら残したいか、何年間残したいかを明確にしているか
  • 遺族年金でいくら受け取れるかを把握しているか
  • 障害年金でいくら受け取れるかを把握しているか
  • 積み立て型保険に加入していないか
  • 子供なし・独身の場合、民間保険がそもそも必要かどうかを検討したか

お子さんがいない、あるいは独身という場合は、ほとんどの場合で民間保険は不要です。必要だとしても、掛け捨てで1本入っておく程度で十分でしょう。

保険は月1万〜3万円程度削減できるご家庭も少なくありません。年間で30万〜40万円の削減になります。給料でこれだけ上乗せしようとすると非常に難しいですが、保険の見直しなら今すぐ実現できます。入りすぎている方はある種の「伸びしろ」です。しっかり見直して、本当に足りない部分だけをカバーする掛け捨ての保険を選んでいきましょう。

📝 最終まとめ

  • 遺族年金・障害年金の受給額を必ず把握してから民間保険を選ぶ
  • 積み立て型保険は保険と投資の複合で割高。投資は別途行う
  • 定期保険・収入保障保険・就業不能保険は全て掛け捨てで選ぶ
  • 保険の見直しで年間30万〜40万円の削減も可能
  • 子供なし・独身なら民間保険はほぼ不要

終わりに

本記事の内容は YouTubeチャンネル 大河内薫のマネリテ学園 の下記動画を参考に作成しています。AIによる書き起こしを活用しているため、誤字脱字がある可能性があります。ご了承ください。
本サイトは 大河内薫のマネリテ学園を応援しています!

関連記事

生命保険のおすすめはコレ!掛け捨てだけでOKな理由をロジカルに解説
     

東京エリア

千代田・中央・港区から副都心各区まで、東京の優良税理士法人ランキング

関西エリア

大阪・京都・兵庫・岡山など関西圏の信頼できる税理士法人ランキング

関東エリア

首都圏の神奈川・埼玉・千葉・北関東で実績のある税理士法人ランキング

中部エリア

製造業の集積地、中部・北陸圏で企業支援に強い税理士法人ランキング

九州・沖縄

九州・沖縄地域で地域密着型サービスに定評のある税理士法人ランキング

その他地域

北海道・東北・中国・四国地方の地域に根ざした税理士法人ランキング

記事URLをコピーしました
税理士紹介はこちら
税理士紹介はこちら