年収500万円以上での節税方法を税理士が解説！

実際には、年収500万円を超えても税負担が急激に重たくなることはありません。所得税率の壁というのは基本的に存在しないと思ってください。ざっくり言うと、年収500万円の人の所得税はだいたい5%以下で、全然重たくないんです。

例えば、300万円の年収の人と500万円の年収の人の負担額は大して変わりません。実際には、税率表を見ても330万円を超える部分だけが20%に上がるだけで、全体が急に上がるわけではないんです。

税金が急に増えるのは、例えば保険金が下りたり、土地を売却したりして大金が手に入った場合ですね。所得税が急激に上がり、翌年の住民税もどーんと上がったりします。ただ、宝くじは非課税ですが、万馬券は課税対象です。

基本的に、年収500万円を超えても税が急に重くなる心配はありません。

サラリーマンが行う節税として一番大切なのは所得控除です。扶養控除や生命保険料控除、医療費控除などがあります。ふるさと納税は非常にお得なので、ぜひマックスで活用してください。また、資金に余裕があるならイデコも検討してみてください。投資信託のようなもので、かけた額が所得控除できます。

所得が4,000万円を超えると、税金が半分以上持っていかれる可能性があります。4,000万円を超える部分が55%の税率となるので、注意が必要です。ただし全部が急にその税率になるわけではありません。

また、1億円を超えると所得の大半が資産運用によるもので、20%の税率が適用されるため、逆に税負担率が下がっていくこともあります。

そうですね、まずは自分に投資して年収1,000万円以上を目指すことをおすすめします。給料が少ないうちに無理に投資をするより、自分を成長させて稼げる力をつけることが重要です。

その後、余ったお金を資産運用に回すと良いでしょう。