税理士が解説：税務調査で知っておきたい裏技と対策

重加算税が課税されているかどうかは、絶対にチェックしなきゃいけないポイントです。気づいたら重加算税がされているなんて、よくある話です。

弱点というより、人によりますね。僕は必ずやっているのは、税務職員の過去10年間の職歴をチェックすることです。これでどこの部署を経験してきたか分かるんですよ。

例えば、法人化の人が来ても、その人が法人部門にいた経験がないと法人税のことをあまり知らない場合もあります。逆に査察チームにいた人だと、ややこしいこともありますね。

税務職員って、実は税法のことを詳しいかというと、そうでもないんです。簿記のルールを知っている職員は少ないですね。

不正を見抜くことには長けていますが、簿記や税法の細かいことには詳しくない職員もいます。税務職員が言うことが全て正しいと思わない方がいいです。

過去に、行政書士への支払いで源泉を引いてないと指摘されたことがありました。しかし、実は行政書士への支払いは源泉を引かなくてもいいんです。調査官もこのルールを知らなかったんですね。

税務調査では高圧的な態度を取ることは禁止されています。もしそんな調査官に当たったら、上司に連絡して確認することも大切です。

税務調査官は重加算税を取りたがるんです。重加算税とは脱税した場合に課される税金で、意図的にやったものが脱税です。うっかりミスではありません。

調査官が重加算税を狙ってくることもあるので、修正申告の際には重加算税が課されているかどうか、しっかりチェックする必要があります。

経費については、調査官が『これは本当に仕事用で使っているのか』と聞いてくることがあります。その際には、証拠書類を求められることが多いです。

もし証拠書類がない場合は、『疑うなら、仕事用じゃないという証拠書類を出してください』と逆に言うのも手です。