税理士が解説: 新NISAの変更点と投資戦略のポイント

投資信託とか株への投資をして、それに対する運用益が普通なら20%の運用益がかかるのを非課税にしますよっていう国が進めている投資の制度なんですけどね。これがNISAっていうもうのです。この枠が今まで期限が決められてたのが、さらに期限がなくなるという法改正です。さらにその対象額も広がるという税制改正が予定されています。

平たく言えば、税金がかからなくなるという。運用益に対する税金がかからない期間と額が広がるという法改正が行われます。

投資信託にコツコツ積み立てていく、積立NISAっていうのと、あとは株式を買って投資していくっていう通常の一般NISAというのがあって、積立NISAの非課税枠は年間40万までは投資していいと決まってるんですよ。さらに、期限も20年間って決められてたんですよ。

もう1つの一般NISAは年間投資額120万までで、こっちはより短い5年間は非課税と決められてた。それが今回の税制改正によっ無期限という形になって、投資信託の積立NISAも40万から120万まで上がりましたね。

一般NISAの株式の投資もこれも120万から240万と倍になり、さらにトータルの投資額が1800万円までという限度額が決められました。

国は日本人にどんどん投資をしてほしい、投資文化を根付かせようっていう狙いでこういう制度を作っています。しかも税金かけません！という。今回さらにこういう制度の拡充をしたので、みんな興味持ってるんじゃないかなと思いますね。

銀行にね、貯金をコツコツやってるぐらいならNISAに投資してもいいんじゃないかなとは僕は思うけど。

例えば積立NISAはこれまで年間40万だったんですよ。年間40万までの投資で、選ぶ商品によって配当利回りが変わってくるけど、平均すると大体5%ぐらいなんですよね。

大体じゃあどのぐらいの利益になるか。積立NISAを40万年間MAXやったとしても、それの5%なら運用益は年間2万円。で、普通は税金それに20%かかるんですよ。

そうすると2万円の20%なんで4000円税金がかかるのが、積立NISAがあるとこれが0になる。だからお得だよね。だからみんな投資しましょうっていう話なんですけど、1ヶ月300円ちょいですよね？それならもうちょっと利回りのNISAじゃない投資にした方が、僕は税金かかってもそっちの方が得なんで、僕はそっちの方を選んで資産運用してます。

それがこれまで40万上限だった枠が、今度は120万だったり240万まで枠が広がったので、ちょっとは魅力が増したのかなという感じはしますけどね。

本当に将来のために資産を増やしていきたいというのであれば、NISAの非課税額はもう微々たる額なんで。それならねもうちょっと、利回りの多いNISAじゃないものとかをやったりしたほうがいいと思います。まあ僕はそういうのにお金を使うよりかはもっといい投資があると思ってて。

特にね若い人なんかはNISAに月数万円投資するぐらいなら、月数万円のそのお金を自分に投資してほしい。例えば髪型とかね（笑）あとはビジネス書を買って勉強するとか、何かセミナー受講する、講演会的なものに行くとかね、何か自分のスキルになるようなものに投資してみてもいいんじゃないでしょうか。

自分で利益を生み出せるようになれば将来自分の所得が上がっていって、そっちの方が積立NISAの非課税にやった人よりも絶対に生涯資産を形成できる。

投資信託の選び方

NISAも何百種類っていう商品があるんすよ。何百種類という投資信託とかだったりするんですけど、本当にいいものは19%利回りがある投資信託だったり。

それならお金やる価値は十分あると思う。でもね、そんな商品って結果論なんで最初から19%もあるなんて分かってたらみんなやると思うけど、わかんないじゃん。逆にね15%マイナスっていう投資信託もあるんですよ。大手証券会社が進めている投資信託がマイナス15%だったりするんです。

大手証券会社が進めている投資信託なんてマイナス15%なんて普通ね、そんな商品進めないでね思うじゃないですか。でも蓋開けて1年経ってみたらマイナス15%とかあるんですよ。

だからさっき僕平均5%って言いましたけどそれはあくまでも平均なんで、マイナス15%になるリスクもあるし+19%になるメリットもあるしわかんない。