税理士が解説：絵画投資で資産構築と節税の裏ワザ

絵画は値段が上がることを目的に購入する場合と、値段が下がって節税するために購入する場合があります。この2種類があるんですね。

脱税の情報ではなく、合法的な節税の情報を紹介していきますので、安心してください。

お金持ちが絵画を買う理由は、実は投資なんです。良い絵画はどんどん価値が上がることがあります。例えば、5000万円で買った絵画が5年後には倍の1億円、もしくは4倍の2億円になる可能性もあります。

もちろん、数万円で買える絵画もあれば、億単位のものもありますが、値段が上がるのは1000万円以上や数千万円以上の絵画が多いですね。

100万円未満の絵画を購入して、減価償却をして経費に落とすことができます。200万円未満の絵画は減価償却で経費に落とせるというルールがあります。

例えば、80万円の絵画を買ったら、毎年10万円ずつ8年間にわけて経費に落とせます。これは会社の経費で落とすために100万円未満の絵画をいくつも買っている社長さんもいます。

100万円以上の絵画で値段が下がるものは減価償却ができますが、値段がどうなるかわからないものは減価償却できないんです。

ですので、絵画に詳しくない方や、本当に絵画が好きでない方はあまり手を出さない方が良いですね。

最近は高級スポーツカー、例えばフェラーリなどの限定車が投資対象となっていることがあります。これらは生産台数が少ないので、数年後に値段が上がったりするんです。

仮想通貨も、値段が上がれば利益になりますが、今は下がっているので、将来上がる可能性も考えられます。

山を買う人もいますが、今のところ投資対象にはなりにくいですね。固定資産税がかかるので、持ちたくない人が多いです。

金は安定した投資対象で、円安やドル高の影響を受けにくい現物投資として人気があります。

アメリカ不動産に投資して節税する方法があります。アメリカの不動産は価値が落ちにくく、古い建物でも値段が上がることがあります。減価償却を利用して費用に落とすことができ、数年後に高く売ることができるのです。

こうした一石二鳥の投資をしている人は多いですね。