【2026年最新】相続税の税理士報酬相場は遺産総額の0.5〜1%|加算報酬・見積もり比較・節税効果まで完全解説

相続に強い税理士をAIが30秒で診断
この記事の結論:相続税申告の費用目安
- 基本相場は「遺産総額の0.5%〜1.0%」(例:1億円なら50万〜100万円)
- ここでの「遺産総額」は、借金などを差し引く前の「プラスの財産総額」を指すことが多い
- 土地が複数ある場合や、相続人が多い場合は「加算報酬(オプション料金)」が発生する
- 非上場株式・海外資産・期限間近などの特殊要因があると追加料金が積み上がる
- 報酬の安さだけで選ぶと、土地評価の減額検討が浅くなり結果的に納税額が数百万円増えることもある
- 司法書士費用(登記)・不動産鑑定費用は税理士報酬とは別建て
かつては税理士会の規程で一律の料金が決まっていましたが、現在は自由化されており、事務所によって金額設定はバラバラです。
しかし、業界的な「相場」は存在します。ここでは、適正価格を知るための料金表と、見積もり額がつり上がる「変動要因」、そして格安事務所が抱える落とし穴について、相続専門の現役税理士のコメントとともに解説します。
相続税申告の税理士費用は「2軸」で決まる
基本報酬は遺産総額に応じて決まる定価部分、加算報酬は資産の種類や相続人数に応じた追加料金。この2軸構成を理解すれば、見積もり書の数字がなぜそうなるのか読み解けるようになります。
なぜ「遺産総額」基準なのか
ただし、「遺産総額」の定義は事務所によって違うので注意が必要です。多くは「小規模宅地等の特例や配偶者控除を適用する前」の総財産額を基準にしていますが、稀に「課税価格」や「申告価額」を採用する事務所もあります。見積もり段階で必ず確認しましょう。
遺産総額別の報酬相場(基本料金)

| 遺産総額(目安) | 報酬相場(0.5%〜1.0%) | 主な該当者 |
|---|---|---|
| 〜5,000万円 | 20万円 〜 50万円 | 小規模宅地で基礎控除超え |
| 5,000万円 〜 7,000万円 | 30万円 〜 60万円 | 都心マンション+預金 |
| 7,000万円 〜 1億円 | 50万円 〜 80万円 | 一般的なサラリーマン層 |
| 1億円 〜 2億円 | 80万円 〜 150万円 | 地主・中小企業オーナー |
| 2億円 〜 3億円 | 130万円 〜 200万円 | 資産家層 |
| 3億円以上 | 個別見積もり | 事業承継・複数不動産案件 |
要注意!基本料金に上乗せされる「加算報酬」

よくある加算報酬リスト
【実例】事業承継は「早ければ早いほど選択肢が広がる」
事業承継は、早ければ早いほど選択肢が広がります。10年前から取り組めば、グループ会社間の組織再編や、持株会社の設立、段階的な株の承継など、さまざまな手法を組み合わせて検討できます。でも直前になると、使える手法が限られるだけでなく、税務リスクも高くなってしまう。高齢になればなおさらです。「うちはまだ大丈夫」と思っているときこそ、一度専門家の話を聞いてみてほしい。
武本寛税理士事務所(神奈川)武本寛氏 — KPMG/AGS/Withers/MID経て2025年10月独立・事業承継/国際資産税専門・30社担当(インタビュー全文)
【シミュレーション】よくあるケースの見積もり例
ケース①:標準的な相続(遺産1億円・自宅+預金)
| 項目 | 計算式(例) | 金額 |
|---|---|---|
| ①基本報酬 | 遺産1億円ランク | 800,000円 |
| ②相続人加算 | 相続人3名(+10%×2名分) | +160,000円 |
| ③土地評価加算 | 自宅1箇所 | +50,000円 |
| ④書面添付 | オプション | +50,000円 |
| 合計 | 消費税別 | 1,060,000円 |
ケース②:地主の相続(遺産2億円・土地5筆+非上場株式)
| 項目 | 計算式(例) | 金額 |
|---|---|---|
| ①基本報酬 | 遺産2億円ランク | 1,200,000円 |
| ②相続人加算 | 相続人2名(+10%×1名分) | +120,000円 |
| ③土地評価加算 | 5利用区分×8万円 | +400,000円 |
| ④非上場株式加算 | 1社 | +200,000円 |
| ⑤書面添付 | オプション | +80,000円 |
| 合計 | 消費税別 | 2,000,000円 |
ケース③:シンプル相続(遺産6,000万円・預金のみ)
| 項目 | 計算式(例) | 金額 |
|---|---|---|
| ①基本報酬 | 遺産6,000万円ランク | 300,000円 |
| ②相続人加算 | 相続人2名(+10%×1名分) | +30,000円 |
| 合計 | 消費税別 | 330,000円 |
「格安事務所」vs「相続専門事務所」どっちが得?
| タイプ | 報酬目安(遺産1億円) | 特徴と注意点 |
|---|---|---|
| 格安事務所 | 30万円 〜 50万円 | 「事務代行」の側面が強い。土地評価の減額検討や特例適用を深く行わない可能性がある。 預金中心のシンプルな相続ならアリ。 |
| 独立税理士(相続得意) | 60万円 〜 100万円 | コストパフォーマンス重視。代表が直接担当することが多く、レスポンス良好。 土地評価・書面添付にも対応。 |
| 相続専門・大手 | 80万円 〜 150万円 | 「節税コンサル」が含まれる。土地評価を限界まで下げてくれるため、報酬が高くても納税額が数百万円減り、トータルで得をすることが多い。 |
地方と都心の費用差は?
ただし、地方でも相続専門ファームや国際資産税に対応する事務所は都心並みの報酬設定です。距離より「専門性」を優先することが、結果的に納税額を抑える近道です。
【実例】山口の事業承継専門事務所が語る「地方の専門家不足」
相続に強い税理士をAIが30秒で診断
事業承継というのは、法人税、所得税、消費税、相続税といった税務に加えて、民法や信託といった法律の知識まで横断的に求められる分野です。日常の税務顧問業務とは求められるスキルセットがかなり違うので、やりたくてもなかなか手を出しづらいという方が多いのだと思います。事業承継に日常的に携わっている税理士は、山口では感覚的には10%もいないのではないでしょうか。経営者の方が「そろそろ事業承継を考えたい」と思っても、身近に相談先が見つからないという状況がある。これは税理士側の問題というよりも、地方全体の構造的な課題だと感じています。
ジダイオ税理士事務所(山口)清水敦也氏 — 山口Uターン2020年開業・事業承継/相続軸・かんたん株価試算を無料公開(インタビュー全文)
見積もりを取るときの「3つの確認ポイント」
見積もり書を比較する際のチェックリスト
【実例】札幌のダブルライセンス事務所が語るワンストップ支援
相続税がかからないケースでも力になりたかったんです。遺産分割協議書の作成や遺言書のサポートは、行政書士の方がしっくりくる領域ですし、一般の方が「相続で困ったな」と思ったときに相談先として浮かぶのも行政書士のイメージだと思うんですね。資産の多寡に関係なく、生前贈与から遺言書作成まで一貫してお手伝いできる体制を作りたかったんです。
こだま税理士・行政書士事務所(札幌・西区八軒)児玉美由紀氏 — 平成31年独立・税理士+行政書士ダブルライセンス(インタビュー全文)
2026年の相続税申告を取り巻く環境
制度変更に伴い、税理士側もシステム改修・ノウハウ更新のコスト増を抱えており、報酬相場は緩やかに上昇傾向にあります。2020年代前半に「遺産1億円で80万円」が標準だったところ、2026年現在は「90〜100万円」が標準ラインに近づいています。
【実例】税務顧問と相続を両輪で担う独立税理士の視点
税務顧問と相続・事業承継の両輪は切り離せないんです。社長が現役のうちは必要ないかもしれませんが、いずれは年を取りご自身の進退と相続・事業承継を考えるようになります。ですが、いざ相談しようと思った時に顧問税理士が対応できないのでは、お客様にとってマイナスですし、場合によっては手遅れになりかねません。もちろん、税務顧問と相続・事業承継をそれぞれ別の税理士に依頼することも可能です。ただ、顧問税理士としてどちらの相談にも対応できる体制を整えること自体に、私は意味があると思っています。
木村龍税理士事務所(東京・日本橋室町)木村龍氏 — 4社経験を経て2022年独立・3名体制・約40件担当(インタビュー全文)
報酬を抑えるための「依頼者側の準備」
依頼者ができる準備リスト
よくある質問(FAQ)
Q1. 税理士費用はいつ支払うのですか?
Q2. 税理士費用は、相続税の経費になりますか?
Q3. 遺産総額が基礎控除以下(税金0円)でも、申告依頼は必要?
Q4. 司法書士費用(相続登記)は税理士費用に含まれますか?
Q5. 申告期限を1日でも過ぎたらどうなりますか?
Q6. 相見積もりを取っても失礼ではない?
Q7. 海外資産がある場合の追加報酬はいくら?
→ 税理士の費用・顧問料の相場はいくら?規模別の適正価格を見る
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※本記事の内容は、執筆時点での一般的な情報に基づき作成されています。税理士資格を持たないライターが執筆しており、最新の税法や個別の事情に対応していない可能性があります。正確な情報や判断については、必ず税理士等の専門家にご相談ください。


