ねんきん定期便に載らない真実を税理士が解説!国が隠す年金の落とし穴
ねんきん定期便を信用しすぎると老後に損をするかもしれません。
ねんきん定期便とは?国が教えていない情報がある
ねんきん定期便には、国が教えない情報がたくさんあると聞いたんですけど、どういう内容なんですか?

ねんきん定期便ね。色々数字が載ってるけど、見たことある?

見たことないです。

ないの?

数字嫌いなもんで。

見たことなければ、国が教えてる情報も教えてない情報も関係ないな。どっちもわからん。何も聞いてない。

何も聞いてないですね。国が全部教えてたとしても、全く意味がないってことですね。

結局そうなっちゃうよね。まあ、でも今日は皆さんのためにね。皆さんは多分ちゃんと見てるんで。でもその中でも国がごまかしてる部分や、あえて載せていない情報があったりするんで、それが何なのかをお伝えします。
それを知っておかないと老後の生活が変わってくるんだよね。あとは漏れもあったりするね。

漏れ、なんですね。

漏れがないようにチェックする。だからねんきん定期便は信用したらあかんね。間違ってないかをチェックしなきゃあかんの。だから見なきゃあかんの。

あ、そうなんですね。そう思って見てないんですよ。

全然説得力ない。間違ってないかをチェックせなかん。だから見なきゃあかんの。

分かりました。じゃあ今日は、ねんきん定期便で国が教えていない情報とはどういうものなのか、解説をお願いします。

はい。見ていない人もいるかもしれないし、ねんきん定期便をちゃんと見てるけど内容がよくわからない人もいるやろうし、見ていてもそれを信じている人もいるやろうし、いろんなパターンがあるから、こういうところをチェックしてください、こういうとこ注意ですよっていうのを今日お伝えしようと思います。

49歳以下と50歳以上でねんきん定期便の内容が違う
まずね、ねんきん定期便は基本的には毎年届くんですけど、届いてることは分かってるよね。これ、あなたに届くねんきん定期便と僕に届くねんきん定期便は違うんですよ。

なんでですか?

年齢が違う。

確かに。

50歳未満はレベル下。50歳以上はレベル上だから。50歳以上の人はねんきん定期便の記載内容がでかい。

じゃあ上になられちゃったんですね。

つい2〜3ヶ月前に上になっちゃったんです。これどういうことかって言うと、ねんきん定期便って将来もらえる年金がいくらぐらいですよっていうのを表示しとるやん。

うん、そうですね。

これ、50歳未満の人の表示と50歳以上の方の表示が違うの。ここで一気に変わんの。だから49歳の時と50歳の時で全然額がボカーンって変わったん。

え、そんなに変わるんですか?

そう。これなぜかって言うと、まず49歳までの人は、今まで払ってきた年金——国民年金とか厚生年金とか——今まで払ってきた実績を元に、「将来年金これぐらいもらえますよ」っていうのが表示されとんの。
50歳以上の人は、今まで払ってきたものだけじゃなくて、これから60歳まで払うものも想定して将来もらえる年金が表示されとんの。違いわかる?

先のことも乗ってるから、多くなってるってことですか?

そう。まだ払ってないけど、これからそのまま払い続けるだろうっていうのも想定して、50歳以上の人は乗っとるの。だから49歳と50歳では全然、将来もらえる年金額の見込みが違うの。

へえ。なんで統一しないんですかね。

なんで統一せんかって言うと、例えば今35歳だとしましょう。仮に20歳から払っとったとしましょう。15年間払ってきましたと。15年間払ったからあなたは将来これだけはもらいますよっていうのはあるけど、ここから60歳まで払う保証ないやん。あと25年。25年ちゃんと払える保証なんて、確率的にはかなり低いやん。

低いですね。かなり低いもの。

表示させるわけにはいかんやん。

あ、期待しちゃうから。

期待しちゃうから。そう。だから今まで払ってた分だけを想定して乗せてると。あとは払わんでもこれぐらいもらえるよっていう。
で、僕はもう50歳で、60歳まで払うことはもうほぼほぼ確定よ。あと10年は払うだろうと。だから払うことを想定して、残りの年金をもらうまでの期間が長いか短いか……なんか言っとって寂しくなってきた。

もうすぐ年金生活ですもんね。あと10年か。

ま、まずそれが大きな違いだから。だから49歳と50歳でちょっとガクっと変わるっていうのはね、ちょっと覚えといた方がいいかもしれんね。

消えた年金問題とねんきん定期便が始まった経緯
そもそもねんきん定期便って昔はなかったんですよ。2009年から発送されるようになったんです。

はい。

これなんでかって言うと、昔ね、「消えた年金問題」っていうのがあったんですよ。

なんですか、それ?

2007年の消えた年金問題。

ちょっと事件の匂いですね。

いや、だいぶ事件やったよ。だいぶ世間を騒がした。これ何かって言うと、みんな給料とか所得から年金払っとるやん。払っとるやん。で、将来もらえるやん。その払った実績に応じて将来の年金が変わるやん。たくさん払っとる人が「なんか少ないな」みたいな事件がいっぱいあったんですよ。全国で。
したら年金の記録——今まで払ってきた記録が——年金事務所がずさんやった。誰がいくら払ったかっていうのがもうぐっちゃぐちゃになっとって、消えた年金問題っていうのがあるんですよ。

それ嫌ですね。

ね。今まで年金便がなかったです。その当時は自分が今までいくら払ってきたかわからんくて、年金もらえる年——60歳ぐらいになって年金もらうやん。あっと思うわな。ちゃんと国はね、今の計算してくれとると思うんや。なんか少ないよ、みたいな。そういう人が全国に続出して。
で、調べた結果、年金事務所もぐっちゃぐちゃやったと。実は何も管理できなかった。

ひどい。

ひどい。で、そっからやっぱこれは、払っとる人にちゃんと「あなたこれだけ払ってますよ」っていうのを毎年ちゃんとお知らせせなあかんっていうことで、2009年からねんきん定期便というのが始まったんですよ。

2009年から。じゃあ毎年揃えてるんですね。

揃えてても見てないんだけどね。だからあなた漏れてるかもしれへんよ。

減ってるかもしれないですね。

減っとるかもしれない。だってこれ、ちゃんとチェックしてねっていう意味で送られとんね。だってそもそもずさんな組織があってん。ずさんな組織の人が送っとんやで。ずさんな人がずさんな組織でずさんな人に送っちゃってる。全く意味ない。

見ないとですね。チェックしないとだ。

うん。これ結局漏れとって、何もチェックせずにそのまま老後に来て、知らずに低い年金もらってもあなたの責任やで。

あ、確認してなかったから……もらう前だったらいいんですか?

そう、もらう前やったらいい。でもこれ実は5年前までしか遡れないんで。

もうすでに15年過ぎてたら、10年損してるかもしれない。すぐに見た方がいいですね。

ほんまやで。だから毎年1年間の給料と比較して、年金を払えているかどうかちゃんとチェックした方がええ。まずそこは大切。

チェックします。

年金は手取りが減る!税金・社会保険が引かれる現実
で、次ね、将来の年金が乗ってるじゃないですか。あれで大体、月20万ぐらいかとか15万ぐらいかとか、これで生活せなあかんのかってちょっと辛いやん。

辛いです。

もっと辛くなるよ。

もっと辛くなる。それ以上辛くなることがあるんですか?振り込まれるのはもっと少ないの?引かれるってことですか?

そう。税金引かれるし、社会保険も引かれるね。まず所得税、住民税引かれるやろ。で、年金は引かれへんわ——国民年金とか厚生年金は引かれやんけど——健康保険と介護保険は引かれるの。

おかしな話ですね。なんでそういうことするんですかね。年金でいいじゃないって。

そう、そう。そこまで頑張って働いてきたんすから、もう勘弁してよと思っちゃいますね。財源がさ、税金とか、あとはその今まで収めてきた年金とかが財源でもらうやつじゃん。それにまたかけられたらさ、意味ないですよね。国からもらうやつはもう税金かけやんだらええやんと思うけど。
だ、これ期待すると損するやん。20万って思とったら手取り17万やみたいな。

全然違いますもんね。

ね。期待値。これ国下手やね。期待だけさしといて後でちょっと税金もらいますみたいな。ずるいわね。雑所得ですよ、年金も。

そこはじゃ変わんないですね。ずっと雑所得です。

っていうので、だから老後の資金もちゃんと年金当てにせんと、ちゃんとその他も収入確保しといた方がいいよっていう話ですよ。

会社負担分が載っていない!ねんきん定期便の「詐欺」的な表示
それでね、これはまあ別動画でも言いましたけど、今まで自分が払ってきた年金額が載ってるわけやん。厚生年金いくらとか国民年金いくらとか、払ってきた額に対してあなたが将来もらえる年金はいくらですよって乗ってるわけ。

はい。

そうしたらなんとなく、あ、何歳まで長生きしたら元が取れるよって思うわけよ。これはあかんよ。あれはね、騙しとるね。

騙してる?何をですか?

国が国民を騙しとる。特に厚生年金を払っとる人。厚生年金は負担は社員と会社やろ。会社も同じ額負担するやん。

はい。

でも会社の負担額っていうのはねんきん定期便には乗ってないわけよ。

はい。なんで乗らないんですか?

なんで乗らないんですかっていう話よ。例えばね、毎月3万円給料から年金払っとったと。それ12ヶ月やったら年間36万払っとるやん。36万年間払ってますみたいな感じで。でも年金額いくらって出とるわけや、将来もらえる年金額。
でも36万じゃないねん。72万払ってんねん毎年。半分会社が払っとるから。じゃ、72万に対して年金いくらって乗せなあかんべきやん。それを36万に対して年金いくらってのしとるで、お得感を感じさせとるけど、本当は半分もっと会社が負担してん。それ乗せやなあかんよね。

おかしいですね。これ詐欺。

うん。それこそ君も今度会社の経営者側になるで、社員のために半分社会保険負担しとんねえで。社員のために半分負担してあげとんね。将来の年金の半分を君が負担してあげとんね。すごいことやで。

すごいことですね。

すごいね。65歳からの生活をあなたが半分見てあげとんの。

確かに。

経営者ってすごいのにね。なのに国はそれを見てくれない。そう。国はそれを年金から除外して、もうあなたが負担したことなんてもうまるっきり忘れるわけよ。全部自分で払いましたっていう感じで。あなたにお世話になった記憶はございませんと、いう話なんですよ。

ほんまひどい話ですね。

うん。だからこれはね、一刻も早く載せてほしいね。支払われてることは支払われとるのに、その財源がどこ行っとるかわからんよね。ねんきん定期便に乗ってないぐらい。

裏金になっとるかもしれない。

うわ、そういうとこ。

そんなんならもう会社負担の制度やめてよって思う。

うん。会社負担の制度やめたらその分会社負担減るんやで、ちょっとだけでもなんか社員とかに給料アップしたりボーナスで払えたりできるわけや。ひどい制度や。なんで乗せやんやろね。乗せるとお得感を感じなくなるから。

お得感か。全然これ年金損してるじゃん。こんだけもっと長生きしないと元取れやんやんみたいな。

うん。不満が出るわけ、国民の。だって10年で元が取れると思っとったけど、会社負担を入れると20年たたないと元が取れやんってなったら全然違うや。

あ、そっか。そういうことか。でも関係ないすよね。乗せてほしいよね。気にしましょう。

加給年金・振替加算など、載っていないお得な年金制度
ま、そういうのがね、乗ってないで、国が隠してる情報っていうのはあるんですけど。次ね、これも載しといた方がええなっていう情報なんですけど、これは損する情報じゃないですよ。
これ加給年金っていうのがあってね。例えば今35歳で今年会社作ったとするや。したら55歳、60歳まで厚生年金払い続けたら、まあ60歳まで働いたとしたら25年払い続けるわけやん。
万が一結婚したら、そして奥さんが64歳未満で、あなたはもう厚生年金65歳以上でもう厚生年金もらってます。で、奥さんが64歳未満でまだ年金もらってません。て言ったら、奥さんの収入が年655万以下やったら加給年金でプラスの年金がもらえるんですよ。

え、年間40万ちょっと?でかいですよね。

でかいです。それはね、年金がプラスになるっていう感じ。どっちかというと扶養しとるみたいな。奥さんを20年以上厚生年金を払ってきて、奥さんまだ年金もらってない、64歳以下で年金もらってないとして、奥さんの所得も655万以下と。ということでちょっとボーナス的な感じで、年間40万ちょっとあるんですね。

これもらった方がいいですね。

これもらった方がいい。でもこれ乗ってないですよ。こういうのに乗しときゃいいのにね。でも難しいんだな、やっぱ載せんのがね。だって君が結婚するかどうかなんてわからんもんな。

まあ確かに。

仮に結婚したとしても、年金もらう頃にはもう別れとるかもしれん。

そっか。これはちょっと難しいな。それもずっと載せられてたら、あの頃だったなって思っちゃいますもんね。

ね、あの頃は加給年金もらえる条件やったのに、もういないからなって落ち込んじゃいますもんね。これは期待値調整やな。期待値上げたらあかんで。

危ないですね。

で、万が一もらえたら、老後になってその条件満たしたらもらえる40万の方が嬉しいな。

あ、その方が嬉しいですね。お得感ありますね。

そうしよう。それは載せない。ただこれはね、条件があるんで、申請しないともらえないんで。

やっぱそういう。だから覚えておかないとですね。もし結婚してたら申請した方がいいですもんね。

うん。申請した方がいい。すぐ申請します。
で、さっき加給年金っていうのが条件満たしたらもらえたやろ。で、64歳までもらえるわけよ。じゃ、65歳以降は同じような条件をクリアしてたらこれは振替加算っていうので、昭和15年から昭和41年の間に生まれた人という要件はあったりするんやけど、そういう人は振替加算って言ってまたプラスで年金がもらえたりします。
だから結婚してて奥さんを扶養に入れて専業主婦にしてたら、また65歳以降もらえたりもするんで。それも知っといてください。

それもどんどん更新されるってことですね。

あ、更新されへん。もう昭和15年4月2日から昭和41年4月1日までの生まれだけ。

無理やな、僕。平成ですもん。全く該当しないです。

うん。あ、まあ俺も該当せんわ。俺も嫁さん昭和50年やし。ちょっと上の世代の人やな。でもずれ伸ばしてくれないとね。もうこの制度多分なくなるんや。

あ、そもそも。年金だってどんどん縮小していくから、こんな加算するような制度はもうどんどんなくしてくんちゃいますか?

うん。ありそうですね。まあ、そういうのがあるので是非覚えといてください。

厚生年金基金の請求漏れに要注意!申請しないともらえない
さらにねんきん定期便に乗ってない年金で結構請求漏れが多いのがあるんですよ。これが厚生年金基金。厚生年金基金って言って、プラスで年金を収める制度があるわけですよ。それを納めとんのに将来それの請求をしていないっていう人がめちゃくちゃおるらしい。

はい。厚生年金基金。これも自分で申請しないといけない。

そうだ。過去に厚生年金基金に入っとんのに、実際自分が年金もらえる時に申請してないからもらえ漏れっていう人が結構おるで。だから厚生年金基金に自分が加入しとったかどうかはちゃんとチェックしといてください。


そうですね。
東京エリア
千代田・中央・港区から副都心各区まで、東京の優良税理士法人ランキング
関西エリア
大阪・京都・兵庫・岡山など関西圏の信頼できる税理士法人ランキング
関東エリア
首都圏の神奈川・埼玉・千葉・北関東で実績のある税理士法人ランキング
中部エリア
製造業の集積地、中部・北陸圏で企業支援に強い税理士法人ランキング
九州・沖縄
九州・沖縄地域で地域密着型サービスに定評のある税理士法人ランキング
その他地域
北海道・東北・中国・四国地方の地域に根ざした税理士法人ランキング
