事業承継・相続

事業承継に強い税理士おすすめ16選【2026年最新】編集部取材

経営者の高齢化と後継者不在が進むなか、自社株対策・親族内承継・M&A(第三者承継)・相続といった事業承継の悩みは、多くの中小企業オーナーに共通します。事業承継は出口によって必要な専門性が異なり、強い税理士は事務所ごとに得意領域が違うのが実情です。本記事では、e-zeirishi.com編集部が実際に取材した事務所のなかから、事業承継・相続に強い16社を紹介します。株価評価・組織再編に強い事務所から、相続特化の老舗、M&A支援に長けた事務所まで、あなたの状況に合った税理士が見つかります。

事業承継に強い税理士16社【編集部取材】

良い税理士 認定パートナー
認定パートナー
ランドマーク税理士法人の取材記事

ランドマーク税理士法人

神奈川県(横浜中心・全国15拠点)

相続税申告 年間約1,341件という日本一水準の実績を持ち、国税OB12名を擁する高度なチーム体制。書面添付をほぼ100%実施し、自社株評価から事業承継コンサルティングまで対応します。担当者と上席税理士が同席する「オンライン同席」など、規模を活かした安心感のある支援が強みです。

ミライズ税理士法人

ミライズ税理士法人

愛知県名古屋市

売上の約6割を事業承継が占める、業界でも数少ない承継特化型の事務所です。「経営の承継」と「株の承継」を切り分け、定量的な株価対策だけでなく、オーナーと後継者それぞれの想いをつなぐ支援を徹底しています。「税負担が減るスキームはこれだ、という提案は薄っぺらい。気持ちに寄り添える提案こそ本来の事業承継」という姿勢が軸です。

税理士法人レガシィ

税理士法人レガシィ

東京都中央区

創業62年、相続特化30年超の業界最強格。分割の難しい不動産から事業法人の自社株対策まで一貫対応し、生前対策コンサルティングを強化しています。三代目代表が掲げるのは「勘定より感情」。数字だけでなく、オーナー家族の感情に寄り添えるかを見極めの基準に置く、承継の本質を突いた事務所です。

武本寛税理士事務所の取材記事

武本寛税理士事務所

神奈川県横浜市

KPMG・国際資産税事務所などで20年以上、一貫して事業承継に携わってきた専門家。株価評価、自社株移転スキームの設計、オーナー一族の合意形成まで担えるのが持ち味です。法人税務はフルリモートで効率化し、承継案件は対面を徹底。「町の税理士先生の力になれる事業承継の専門家でありたい」と語ります。

中垣健税理士事務所

中垣健税理士事務所

愛知県岡崎市

「属人化せず事務所基盤を強くできる事業は何か」を半年分析し、相続特化へ転換して成功。相続税申告300件超、相談3,000件超の実績を積み上げました。正攻法で税務調査リスクを抑える申告に強く、二次相続・遺言まで継続的に伴走。提携先300超のネットワークで承継後の不動産対応までカバーします。

税理士法人中山会計の取材記事

税理士法人中山会計

石川県金沢市

「事業承継 絶対支援」を掲げ、全顧問先に対し標準で株価評価を実施。「今の貴社の株価はこうです」と毎回伝えることで、承継の議論が自然に立ち上がる仕組みを持ちます。代表自身が親族外承継を経験。「承継を煽ることはしない」と、社長のタイミングを尊重する現場主義が信頼を集めています。

ジダイオ税理士事務所の取材記事

ジダイオ税理士事務所

山口県山口市

東京での事業承継実務を地元・山口に持ち帰り、相続が売上の4割、承継コンサルが2割を占める事務所へ。自社開発の無料Web「かんたん株価試算」で、自社株評価と相続税額のインパクトを可視化します。「まず自分の会社の株価を試算してみる文化が広がらないと意味がない」という啓発姿勢が特徴です。

税理士事務所エールパートナーの取材記事

税理士事務所エールパートナー

東京都文京区

第三者承継=M&Aに強い事務所。買い手側デューデリジェンスを得意とし、日本M&Aセンター主催「ACCOUNTING DAY 2026」で表彰された財務分析力が武器です。「M&Aがごく自然な選択肢として並んでいる——そんな状態を目指したい」と、承継の出口を広げる伴走を志向します。

匠永・アンド・カンパニー会計事務所の取材記事

匠永・アンド・カンパニー会計事務所

千葉県

会計事務所と事業会社を併せ持ち、後継者不在企業を自己資金で買収・グループ化するという異色のスタイル。PEファンド出身の経営当事者として、投資・実行・その先の経営支援まで中長期で伴走します。「買うことが目的ではない。大事なのは社会として残すべき会社かどうか」という哲学で承継に向き合います。

税理士法人琉球会計の取材記事

税理士法人琉球会計

沖縄県那覇市

公認会計士4名を擁し、株価評価から組織再編・M&Aまで一気通貫で対応。「沖縄でBIG4を除けば最も多くのM&A案件を手がけている」と語ります。2023年には資産税専門部門を立ち上げ。「戦後創業から80年、事業承継期を迎える企業が増えている」という地域課題に正面から応える体制です。

みそら税理士法人の取材記事

みそら税理士法人

兵庫県姫路市

110名・顧問先約1,000社の規模で、年間20〜30件の事業承継案件に対応。代表自身が5名から110名への成長を主導した親子承継の当事者です。トーマツでM&A・バリュエーション、ファンド役員として企業再生も経験。「継がせたいなら、今のうちに株を渡しておきましょう」と、踏み込んだ助言ができる事務所です。

税理士法人とおやまの取材記事

税理士法人とおやま

東京都

創業40年超・顧問先1,000社超。法人顧問を兄、相続専門を弟が担う「内科・外科」モデルで、相続税申告300件以上の実績を持ちます。長期の顧問関係から個人資産・相続へ自然につなぎ、暦年課税と相続時精算課税を組み合わせた提案も。「会社の数字と個人の財布、両方を守る」を掲げます。

税理士法人エナリ

税理士法人エナリ

神奈川県小田原市

創業70年の老舗。三代目代表が自身の承継経験を顧問先に還元し、相続を本店で集約対応します。「先代に敬意を払うこと——それが承継を一番スムーズに進める鍵」と、税制スキームだけでなく承継のソフト面(先代スタッフとの関係、後継者の姿勢)まで踏み込んで助言できるのが強みです。

税理士法人bestaxの取材記事

税理士法人bestax

東京都目黒区(自由が丘)

法人顧問チームと相続・事業承継チームを分け、「法人も相続も全部やるからこそ見える景色がある」を信条に全体設計を描きます。法人顧問を通じて社長の相続リスクを早期に発見し、生前対策へつなげるのが得意。「税理士とタッグを組み、国内屈指の事業承継対応事務所を作りたい」と語る成長志向の事務所です。

ほそかわ総合税理士事務所の取材記事

ほそかわ総合税理士事務所

東京都練馬区

大手5社での経験を背景に、相続対策・事業承継に加え、ホールディングス化や会社分割といった組織再編まで対応できるのが特徴。オーダーメイド型で月複数回の面談など伴走型サービスを提供します。「お客様の中まで入って、本質的なところで向き合いたい」という姿勢で承継の難所に寄り添います。

アイネックス税理士法人の取材記事

アイネックス税理士法人

京都府・大阪府

京都・大阪で法人顧問550社超を抱え、M&A事業部による事業承継・売却支援を展開。550社のネットワークを活かしたビジネスマッチングも強みです。「企業の背景には必ず人がいる。その方の今から、極端な話、相続まで全ての時間軸をフォローできる」と、規模を活かした総合的な承継支援を掲げます。

事業承継に強い税理士の選び方 5つのポイント

1.自社の「出口」に合う得意領域か

事業承継には、親族・社内への承継、M&A(第三者承継)、相続・資産承継という複数の出口があり、強い税理士は事務所ごとに得意領域が異なります。後継者がいるなら自社株対策・事業承継税制に強い事務所、後継者不在ならM&A支援に実績のある事務所、といった具合に、自社の状況に合う領域を持つ税理士を選びましょう。

2.株価評価・スキーム設計の実務力

非上場株式の評価や、持株会社化・組織再編といったスキーム設計は高度な専門領域です。株価評価を標準で行っている、自社株移転の設計経験が豊富、といった実務力があるかを確認しましょう。「今の自社の株価」をすぐ示せる事務所は、承継の議論を具体的に進めやすいです。

3.承継・相続の実績(件数・年数)

相続税申告の件数や、事業承継案件の年間対応数、特化年数は信頼性の指標になります。相続特化30年のレガシィ、相続申告 年1,000件超のランドマーク、売上の6割が事業承継のミライズのように、実績が数字で語れる事務所は安心感があります。

4.感情・タイミングへの寄り添い

事業承継は税金の問題であると同時に、オーナーと後継者、先代スタッフとの「感情」の問題でもあります。節税スキームだけを押し付けず、オーナーの想いや承継のタイミングを尊重してくれるか。長い付き合いになるからこそ、伴走者として信頼できる人柄かどうかも重視しましょう。

5.対応エリアとオンライン対応

承継・相続の支援はオンラインで進められる部分が多い一方、不動産の現地確認や金融機関との折衝では地域密着が有利な場面もあります。本記事では所在地を明記しているので、対面のしやすさとオンライン対応の両面から、自社に合う事務所を選んでください。

事業承継・相続の費用相場【ケース別】

事業承継の費用は、依頼する範囲(株価評価のみ・スキーム全体の設計・M&A・相続申告まで)によって大きく変わります。以下は2026年時点の一般的な目安で、実際の金額は会社の規模・複雑さによって異なります。

依頼内容対応範囲費用の目安
株価評価(株価算定)自社株の評価額を算定10万〜30万円
事業承継コンサル承継スキーム設計・自社株対策の立案30万〜100万円+顧問
事業承継税制(納税猶予)申請特例承継計画・申請サポート30万〜100万円
組織再編(HD化・会社分割)持株会社化などの再編実行50万〜300万円
M&A(第三者承継)支援売却・買収の仲介・FA・税務成功報酬(レーマン方式)が主流
相続税申告経営者個人の相続税申告遺産総額の0.5〜1%が目安

※ M&Aの仲介報酬は取引額に応じて算定される「レーマン方式」が一般的です。複数の手続きをまとめて依頼する場合はパッケージ料金になることもあります。正確な金額は無料相談で見積もりを確認してください。

よくある質問

事業承継は「思い立ったらすぐ」が原則です。特に親族内承継で自社株を引き継ぐ場合、株価が低いうちに対策を始めるほど贈与税・相続税の負担を抑えられます。後継者の育成や金融機関・取引先との関係づくりも含めると、5〜10年単位で逆算するのが理想です。まずは現状の株価を把握し、どの出口(親族内承継・M&A・廃業)が自社に合うかを早めに専門家と整理することをおすすめします。

事業承継・相続は通常の税務顧問とは異なる専門知識(株価評価、事業承継税制、組織再編、相続税申告など)が必要なため、その領域に実績のある税理士を選ぶことが重要です。本記事の事務所には、顧問業務と承継支援の両方を担えるところと、承継・相続に特化したところがあります。顧問税理士と連携しながら承継だけ専門家に相談するケースも一般的です。まずは無料相談で、自社の状況に合うかを確認してください。

後継者候補がいるかどうかが第一の分岐点です。親族や社内に後継者がいる場合は、自社株の移転・納税猶予(事業承継税制)を中心とした親族内承継が選択肢になります。後継者が不在の場合は、M&Aによる第三者承継で会社と従業員の雇用を残す道があります。どちらが最適かは株価・財務状況・オーナーの想いによって変わるため、両方の選択肢を客観的に示せる税理士に相談するのが安全です。

非上場株式は、業績や純資産が大きいほど評価額(株価)が高くなり、引き継ぐ際の贈与税・相続税が重くなります。株価対策とは、適正な範囲で株価を引き下げたタイミングで後継者へ株式を移転したり、持株会社(ホールディングス)化や組織再編を活用して承継しやすい資本構成に整えたりする取り組みです。これらは高度な専門領域のため、株価評価に精通した税理士の関与が不可欠です。

事業承継税制を使うと、要件を満たすことで自社株にかかる贈与税・相続税の納税が猶予・免除される可能性があり、承継時の資金負担を大きく軽減できます。一方で、継続的な要件管理や将来の取り消しリスクもあるため、自社に本当に適しているかの見極めが重要です。制度の適用可否と他の手法との比較を含めて、実務経験のある税理士に相談することをおすすめします。

本記事で紹介している事務所の多くは、初回相談を無料で受け付けています。「良い税理士」マッチングサイト経由での紹介・初回相談も無料です。実際の費用は対応範囲(株価評価のみ・承継スキーム全体の設計・相続税申告まで など)によって異なるため、まずは無料相談で現状を伝え、見積もりを確認しましょう。

はい。事業承継・相続の支援はオンライン面談と資料共有で進められる部分が多く、全国対応している事務所も少なくありません。一方で、不動産の現地確認や金融機関との折衝など、地域に根ざした対応が有利な場面もあります。本記事では所在地も明記しているので、対面のしやすさとオンライン対応を両にらみで選ぶとよいでしょう。

もちろん可能です。後継者不在は、いま日本の中小企業が抱える最大の課題のひとつです。M&Aによる第三者承継で会社と雇用を残す、あるいは段階的に廃業の準備を整えるなど、複数の選択肢があります。本記事にはM&A支援に強い事務所も含まれています。早めに相談するほど取れる選択肢が増えるため、後継者がいない段階でこそ専門家への相談をおすすめします。

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※本記事は2026年6月時点の情報に基づき、e-zeirishi.com編集部の取材内容をもとに作成しています。掲載順は事業承継・相続の専門度や実績を編集部が考慮したものであり、完全なランキングではありません。各事務所のサービス内容・料金は変更される場合があります。費用相場はあくまで一般的な目安であり、すべての方に最適であることを保証するものではありません。具体的な手続き・税務判断は各事務所にご確認ください。